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研修・訓練

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2022年9月15日

【報告】長野県地震総合防災訓練(図上訓練)参加のご報告_9月

9月1日は防災の日。各地域では、それぞれ防災週間の時期に合わせて、避難訓練や研修などが実施されていることと思います。JVOADも、様々な訓練、研修に参加させていただく機会が多い時期となります。

今年は9月1日に、「長野県地震総合防災訓練(図上訓練)」へ、JVOADスタッフ2名が参加させていただきました。
長野県は、地域防災計画や災害対策本部規定に、JVOADとの連携を明記いただいており、2015年のJVOAD準備会の時より、訓練には毎年参加させていただいております。

今回の図上訓練は、南海トラフ地震の発生から3時間後を想定(県南部に多大な被害が発生)した内容により、2部構成で実施されました。第1部では、県災害対策本部の設置・運営、県幹部による災害対応方針の決定、災害対策本部員会議の開催、知事模擬記者会見など、一連の訓練に参加しました。第2部では、県災害対策本部災害ボランティア班として、県域の災害中間支援組織である長野県災害時支援ネットワーク(N-NET)と共に、県(危機管理防災課、県民協働課、地域福祉課)、長野県社会福祉協議会、県南部の市町村・社会福祉協議会により、被災者支援委ついて協議しました。JVOADからは、災害関連死を防ぎ、支援の「もれ・むら」を無くすためには、支援者間の調整が重要であり、そのためには「被災者支援コーディネーション」が必要になるとの説明を行い、参加者の理解を深めました。

訓練の後、「まちの縁側 ぬくぬく亭」を訪問させていただきました。

「ぬくぬく亭」は、令和元年東日本台風(台風19号)災害により、大きな被害を受けた長野市豊野地区で、地域の憩いの場として2019年12月12日にオープンしました。これまでに、炊き出し(ぬくぬく食堂)や被災者宅の家財搬出・用水路の泥出しなどのボランティア作業、食材の提供支援や地区被災者の訪問活動など、地域と一体となった幅広い活動が続けられています。「ぬくぬく亭」スタッフや長野市社会福祉協議会豊野地区コーディネーターの方から、被災当時の様子や現在の活動状況等についてお話を伺い、被災された方の生活再建には、地域コミュニティによる支えあいや、外部からの継続的な支援が重要であるなど、経験に基づいた貴重なお話をお聞きしました。
お聞きした内容は、被災者を支える仕組みづくりなど、わたしたちの今後の検討に活かしてまいります。

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