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災害対応

災害対応
2022年8月22日

【令和4年8月大雨】発災から20日:災害対応状況について

8月3日からの大雨による災害から20日が経過し、この間の台風の影響もあり、新たな被害も確認されています。

【概況】
■被害状況
死者、行方不明の方3名、重軽傷者が9名報告されています。また、家屋被害は現在、新潟県(1881棟)、石川県(1518棟)、山形県(752棟)、秋田県(459棟)、福井県(301棟)、となっています。北海道、青森県、福島県、富山県においても、それぞれ100棟を超える被害が確認されています。
(消防庁8月22日13時00分発表による 詳細はこちら
■ボランティアセンターの状況
新潟県関川村、村上市においては、活動の範囲を広げるため、新潟県内、及び近接する5県(山形県、福島県、群馬県、富山県、長野県)在住で、新型コロナワクチンを1回以上接種している方も、ボランティアに参加できるようになりました。また、青森県鯵ヶ沢町においても、県内外問わず募集(ワクチン3回接種またはPCR・抗原検査陰性を証明できる方)しています。
各災害ボランティアセンター設置状況は以下をご覧ください
https://www.saigaivc.com/disaster-20220803/

【支援団体の活動とコーディネーション】
新潟県村上市、関川村での支援団体の活動状況を把握するため、JVOADよりスタッフを1名派遣しました。重機案件や瓦礫や流木の撤去など、行政や災害ボランティアセンターと連携を図りながら、うまく稼働しております。専門性を持つ人員が限られている中、今後どのように対応し、住民の方へアドバイスしていくか、課題もあげられていました。また、一部の地区では、支援団体と社協が協力し、被災された世帯への訪問調査を行っており、支援制度や今後どのように救済が進むのか不安に思っている住民の方も多くいらっしゃるため、住民説明会のようなものが必要ではないか、との声も上がっているようです。

【全国域の動きとJVOADの今後の活動】
8月18日、支援者向けの情報共有会議がオンラインにて開催されました。青森県から静岡県に至るまで8県の被災県の支援関係者から現地の状況をご報告いただき、これから支援を検討されている関係者も含め、251名ほどにご参加いただき、今後の課題についても共有されました。

JVOADは、瓦礫や流木の撤去などを含めた家屋保全を行っている支援団体による支援は、もう少し先まで続くと予想されます。また在宅避難をされている方の洗濯、食事作り、トイレなど、生活支援への課題が見てて来ており、1階住居部分を、早く整えてあげることが、生活を元に戻す一歩につながります。
JVOADとしては、現在の重機や被災家屋への技術的な支援に加えて、今後の生活支援への移行を見据えながら、支援団体の動きを確認し、現地のサポートを継続してまいります。

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