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災害対応

災害対応
2020年7月8日

【状況報告】令和2年7月豪雨による被害対応について〔7/8 21:00現在〕

熊本県では、NPOなどの支援団体が集まり、現地の情報を共有する「火の国会議」が、本日より開催されました。
当面の間、毎日開催しながら、被災者への支援について協議をしていく予定です。
「火の国会議」で共有された内容を含めて、本日の状況についてご報告します。

【熊本県内の状況】
・球磨村、芦北町など孤立している地域が未だあるが、地元コミュニティで片づけなどが始まっている姿も見られる。
・通信状況も回復していない被災地域がある。
・避難所は、地元と行政が連携して新型コロナ対策にあたっており、出入りは親族のみなどの制限や、面会も別室で対応するなど、開設直後より厳戒態勢になっている。
・被災した福祉施設が県内の合計で80箇所ほどあり、支援が急務となっている。
・人吉や八代市の宿泊場所は、関係機関等で満室となっていて宿の確保が難しい
・被害状況など、熊本県の災害対策本部の資料などは、以下URLからご確認ください。
https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_34110.html

【災害VCについて(社協)】
県社協が各被災地の社協を巡回しながら、災害ボランティアセンターの設置などの支援をしている。
・災害ボランティアセンターは、芦北町(津奈木町との合同)、あさぎり町、八代市、相良村が既に設置済み。
・荒尾市、人吉市(球磨村との合同)、多良木町、錦町、が今後設置する予定。
・一部ボランティアを受け入れた災害VCもあるが、まだニーズ把握をしている状況が多い。
・ボランティア募集は基本的に県内、もしくは町内など地域を限定して対応する予定。
・いずれの災害VCも、地元JC等と連携して準備を行っている。

【支援団体の動き】
熊本県内の団体がすでに動き始めています。
来週以降、県内の30団体ほどが本格的に支援活動を始める予定。
・災害VCとの連携、食料などの物資配布、IT機器の貸し出しなど、既に活動を開始している団体もある。
・熊本災害基金(熊本SDGs推進財団)を立ち上げて、支援金の募集を開始している。
・物資のマッチングとして、スマートサプライの熊本ページも立ち上がっている。
・企業等からの支援の申し出は、KVOADで集約してリストにする。
・KVOADとして今後の地域連携の調整の為、2つの地域で拠点を検討中。
状況については、KVOADのWebサイト(https://www.kvoad.com/)でも確認ください。

【熊本県以外の状況】
・岐阜県:大雨特別警報を受けて、県、県社協、支援関係者での会議が開催されました。被害の全容はまだ把握できていない状況だが、ボランティアやNPO等の活動について協議を行った。また、今後も降雨の可能性が高いので引き続き警戒を続ける。
・長野県:長野県災害時支援ネットワークで情報共有が、長野県NPOセンターのWebサイトにて情報を掲載している。

長野県・岐阜県において出された大雨特別警報は解除されましたが、九州地方に限らず、西日本を中心に危険な状況が、まだ続いております。

引き続き情報収集につとめ、慎重に現地のサポートに取り組んでまいります。
(7月8日21:00現在)

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