最新情報

災害対応

災害対応
2023年5月11日

石川県能登地方の地震における災害対応状況について(第二報)

JVOADは、5月6日からスタッフを現地に派遣し、石川県能登地方の地震の被災地で支援調整や情報収集を行っています。


 
【概況】
5月5日に石川県能登地方で発生した地震の被害が大きかった珠洲市では、家屋被害は5月10日の時点で、一部破損含め512棟となっています。
県では、地震により自宅が損壊し、居住が困難な方のために、珠洲市内に13戸(県営7戸、市営6戸)の公営住宅を確保しました。しかし、すべての被災世帯を受け入れることは難しいため、県は「仮設住宅も選択肢に」として、独自の制度も検討しています。

また、珠洲市では5月9日に災害ごみの仮置き場が設置され、受け入れが始まりました。高齢者からは、運搬に対する相談も寄せられていることから、珠洲市では11日から運搬ボランティアの派遣を予定しています。
 


 
【支援の状況】
珠洲市では、福祉課が健康増進センターの保健師やNPOと連携して、要配慮者や高齢者世帯への訪問を開始しました。
また、避難所では、5月9日に、管理栄養士のメニューを基づく食改(食生活改善推進員)による行政主導の炊き出しが避難所で行われました。
JVOADは、災害ボランティアセンターと技術的な支援が可能な支援団体との顔合わせに参加し、本格的な家屋の応急処置に向けた優先順位や取り組むべき課題などを確認しました。

また、被害を受けた家屋への応急処置のノウハウを持つ団体が入り、今後協力して支援活動にあたる予定です。
 


 
【JVOADの活動】
珠洲市では、要配慮者や高齢者世帯への個別訪問により、在宅避難者の方がおかれている生活環境や心身の状況が徐々に明らかになると、それに応じて必要な支援も見えてきます。
JVOADでは、今後も石川県や災害ボランティアセンターと情報共有を行いながら、現地で被災者支援にあたる団体との連携、サポートを継続してまいります。

RSS