【災害対応】(第8報)「令和8年熊本地震」の対応について
令和8年熊本地震の発生から1か月が経過しました。
被災地では、避難所の集約や学校再開に向けた動きが進む一方、在宅避難者への支援、被災家屋の片付け、公費解体、災害廃棄物への対応など、生活再建に向けた課題がより具体的になっています。地域によって被害や復旧状況、必要とされる支援は異なり、引き続き地域の状況に応じた支援が必要です。
JVOADは、くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)と連携しながら、熊本県、国、社会福祉協議会、NPO等との情報共有・調整を続けています。また、県外の災害中間支援組織や支援団体等も熊本に入り、それぞれの地域で支援や調整に関わっています。
◆ 被害の状況(第21回政府非常災害現地対策本部会議・第28回災害対策本部会議資料より)
○人的被害:402人(うち死亡38名)
○住家被害:53,802棟(推定値)
全壊1,754棟/大規模半壊248 棟/半壊3,055 棟/一部破損24,543棟/未確定20,202棟
断水:断水は解消
◆ 避難状況(第21回政府非常災害現地対策本部会議・第28回災害対策本部会議資料より)
○避難所開設数:61か所(11市町)
○避難者数:2,416人(把握している車中泊含む)
◆ 支援状況(第21回政府非常災害現地対策本部会議・第28回災害対策本部会議資料より)
○被災地域における各種公的支援
8月27日、「令和8年熊本地震 被災者の生活と生業(なりわい)支援のためのパッケージ」を決定しました。予備費1,478億円を活用し、被災者の生活・生業の再建に向けた支援が進められます。
主な支援として、以下の取り組みが盛り込まれています。
・避難所の環境改善、ホテル等への二次避難、拠点避難所への移送等の支援 ・プッシュ型からプル型の物資支援への移行 ・全壊・半壊家屋の公費解体支援 ・被災者の見守り・相談支援 ・「九州ふっこう応援割」の10月1日からの開始
熊本県では、8月末から災害ボランティアバスの運行を開始する予定です。また、自衛隊による入浴支援も継続されています。
◆ 災害ボランティアセンター
熊本県社会福祉協議会 https://www.fukushi-kumamoto.or.jp/kvc/
熊本県内の10市町で災害ボランティアセンターが活動中です。
活動中:熊本市、八代市、宇土市、宇城市、美里町、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、氷川町
最新の情報は熊本県社会福祉協議会や各市町社会福祉協議会ウェブサイトでご確認ください。
八代市では、災害ボランティアセンターに2,000件を超えるニーズが寄せられており、家屋の片付け等への対応とあわせ、今後の生活支援も見据えた取り組みが進められています。
◆ 被災県内の情報共有・支援調整
くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)では、現地で活動する団体を中心とした情報共有会議(火の国会議)が毎日開催されています。議事録はウェブサイトで公開されており、どなたでも見ることができます。
日々の情報の共有や支援の調整が行われていますので、熊本地震の支援に関わられている団体・企業などの方はぜひご参加ください。
日時:9月1日から 火・金 18 時の開催予定
場所:熊本県総合福祉センター内 KVOAD事務所またはオンライン(Zoom)
https://us06web.zoom.us/j/87439782144?pwd=K0xjZ09tT1lxVS81Y0w4eWtuczE5UT09
参加対象:支援関係者ならどなたでも歓迎
内容:支援団体の活動報告・活動予定、情報共有、Q&Aなど
●火の国会議議事録はこちらから
◆ 令和8年熊本地震 情報まとめ(有志による非公式サイト)
https://kumamotojishin.jp/
給水所・避難所・入浴支援の地図、断水と住家被害の最新値、り災証明と支援制度、市町村別の災害ボランティアセンターの受入状況。国・県・市町村など33の一次情報源を10分おきに巡回しています。数字は必ず公式発表でご確認ください。
◆ 助成金情報
情報を網羅はしておりませんが、JVOADに届いた支援団体向け助成金の情報をウェブサイトに掲載しております。
【助成情報】令和8年熊本地震の被災地での活動への助成など (JVOAD公式サイト)

◇ JVOAD現地スタッフの報告より
【八代市での情報共有・支援調整】
8月23日、八代市で八代市域の第1回情報共有会議が開催され、行政、社会福祉協議会、NPO・支援団体等、約60名が参加しました。市内で活動する20を超える団体から活動状況や課題が共有されました。会議では、避難所の集約や学校再開に向けた動き、災害ボランティアセンターに寄せられているニーズへの対応、避難所や在宅避難者への食支援、外国籍住民への支援など、地域で生じているさまざまな課題について情報共有が行われました。
KVOAD、県外の宮崎県災害中間支援ネットワーク、JVOAD等が連携し、会議で挙がった課題について、次回の会議を待たず、対応できるものから調整を進めています。
【災害廃棄物・被災家屋への対応】
被災家屋の片付けが進む中、災害廃棄物の仮置き場への搬入など、災害ボランティアセンターや支援団体の活動に関わる課題も出ています。八代市では、支援活動が円滑に進むよう、市、社会福祉協議会、KVOAD、支援団体等の間で調整が進められています。
また、公費解体に伴う貴重品の取り出しや家財・残置物の取り扱いなど、生活再建に関わる課題についても、国のマニュアル等を確認しながら、関係者間で情報共有・確認を行っています。
【避難所から生活再建に向けた支援へ】
各地域では、学校再開等に伴い避難所の集約が進められる一方、避難生活の長期化や、支援にあたる行政職員等の負担も課題となっています。避難所の環境改善に加え、在宅で生活する被災者への支援や、今後の支え合いセンターによる見守り・生活支援など、中長期的な支援を見据えた動きが進んでいます。
【県内外の災害中間支援組織・支援団体との連携】
県外の災害中間支援組織や、さまざまな専門性を持つNPO・支援団体等が活動しています。JVOADはKVOADとともに、こうした支援関係者と地域の状況や課題を共有し、それぞれの支援が地域のニーズにつながるよう調整を行っています。
【企業・団体等からの支援】
企業・団体等からも、物資や専門的な機材の提供など、さまざまな支援の申し出が寄せられています。JVOAD・KVOADでは、被災地の状況やニーズを確認しながら、必要な支援につなげるための調整を行っています。
【JVOADへのご寄付を受け付けています】
■Yahoo!ネット募金 必要な支援を必要な方々へ
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5335007
■令和8年熊本地震支援 特定寄付
https://jvoad.jp/news/r8kumamoto/
