【災害対応】(第10報)「令和8年熊本地震」の対応について
令和8年熊本地震の発生から2か月以上が経過しました。被災地では、避難所の集約や応急仮設住宅への入居が進む一方、依然として車中泊の避難者もおられ、避難生活の長期化や生活再建に向かう中で多くの課題が残されています。
JVOADは、くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)と連携しながら、熊本県、国、社会福祉協議会、NPO等との情報共有・調整を続けています。宇城市や八代市などでは地域の情報共有会議が継続して開催され、避難所の状況や生活再建に向けた課題について、関係者間で情報共有・調整が行われています。
1. 熊本県 第5回令和8年熊本地震復旧・復興本部会議より
9月28日開催の「第5回令和8年熊本地震復旧・復興本部会議」で発災2カ月の対応総括がなされ、残っている課題や今後の対応の方向性について共有されました。また、被災市町の復旧・復興支援を強化するための県の組織体制の整備、市町村復旧・復興支援チーム」が設置されることなどについて報告、議論がなされました。
【熊本県】第5回令和8年熊本地震復旧・復興本部会議資料
・被害状況
○人的被害:408人(うち死亡38名)
○住家被害:71,518棟
全壊2,291棟/大規模半壊801 棟/半壊6,448棟/一部破損51,315棟/未確定10,663棟
※9月23日時点の速報値として、罹災証明書交付申請87,532件のうち84,150件の調査が実施され、罹災証明書交付件数は63,955件となっています。
・避難状況
○避難所開設数:32か所(9市町)
○避難者数:1,514人
発災2か月の対応総括等から抜粋(第5回令和8年熊本地震復旧・復興本部会議資料より)

発災から2か月の対応として、避難者への物資・食事・トイレ・洗濯等の環境整備や二次避難、災害ボランティアの協力や生活再建支援金の受付などの生活再建支援が行われてきました。避難所や車中泊、軒先や在宅での避難者には、緊急フェーズに対応するさまざまな外部からの支援チームが対応してきました。
今後は、仮設住宅やみなし仮設住宅への移行、すまいや生活の再建へフェーズが変わる中で被災者をサポートするため、熊本県によりこころのケアセンターや復興リハビリテーションセンター等が設置されます。一人ひとりの意向に寄り添った支援とともに、地域支え合いセンターと連携して地域コミュニティの形成・再生の支援が行われていきます。
◆ 災害ボランティアセンター
熊本県内では、引き続き災害ボランティアセンターによる活動が行われています。八代市ではシルバーウィーク期間中にも多くのボランティアが活動するなど、被災家屋等への支援が続いています。
八代市と宇城市ではまだ多くのニーズが残っており、シルバーウィーク後に平日のボランティアが不足することが懸念され、引き続き全国からのボランティアの参加を呼び掛けています。美里町、御船町、嘉島町、芦北町の災害ボランティアセンターは閉所され、通常のボランティアセンターによる対応となりました。最新の活動状況は熊本県社会福祉協議会や各市町社会福祉協議会のウェブサイトをご確認ください。
https://www.fukushi-kumamoto.or.jp/kvc/
◆ 被災県内の情報共有・支援調整
くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)では、現地で活動する団体を中心とした情報共有会議(火の国会議)が定期的に開催されています。議事録はウェブサイトで公開されており、どなたでも見ることができます。
日々の情報の共有や支援の調整が行われていますので、熊本地震の支援に関わられている、または検討されている団体・企業などの方はぜひご参加ください。
場所:熊本県総合福祉センター内 KVOAD事務所またはオンライン(Zoom)
https://us06web.zoom.us/j/87439782144?pwd=K0xjZ09tT1lxVS81Y0w4eWtuczE5UT09
時間:毎週火・金18時~
内容:支援団体が活動する中での課題・活動予定、情報共有、Q&Aなど
駐車場について:建物の東側の駐車場(正面玄関の反対側)に駐車可能。他の行事で使用していなければ、早めから使用できますが、行事での使用があれば 17:30~駐車可能。
くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)では、今回の熊本地震において支援活動を行っている団体のリストをとりまとめ、公表しています。熊本で活動を行っている団体で掲載されていない場合はぜひご連絡ください。
支援団体リスト(PDF)
◆ 避難生活支援ネットワークEDAN(イーダン)について
避難生活支援ネットワークEDAN(イーダン)|災害関連死ゼロへ
EDAN(イーダン・Essential Disaster Assistance Network)は、フィリップ モリス ジャパン合同会社(PMJ)が発起人として構想立案に関わり、運営資金を提供している、特定非営利活動法人 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)および複数の災害支援団体とともに設立された、避難生活支援に特化したネットワークです。
EDANの加盟団体の活動は公式ウェブサイトよりご覧ください。
2026/8/5 RSYがEDAN備蓄のラップポン50台を熊本県御船町へ配備
2026/8/6 PBVが熊本県八代市で炊き出し支援を実施
2026/8/17 VANが益城町に紙管パーテーションの「プッシュ型」拠点を設置
2026/8/18 氷川町・竜北西部小での「ペット同行避難所」と介助スペース設置
2026/8/19 八代市・金剛コミセン「ペットと入れる避難所」オープン
2026/9/8 氷川町・竜北中学校 避難所が開設 など
◆ 【スマートサプライ】「とどけよう熊本」開設
JVOADでは、一般社団法人Smart Supply Visionと災害時における支援活動の連携に関する協定を締結し、災害時に必要な支援を届けるための連携に取り組んでいます。
熊本で復旧・復興に取り組む人たちと、全国から寄せられる「何かしたい」「少しでも力になりたい」という思いをつなぐ、スマートサプライを活用したプラットフォーム「とどけよう熊本」が開設されています。物資を必要とする団体と熊本を応援したいみなさまにぜひご活用いただければと思います。
https://smart-supply.org/projects/kumamoto
◇ JVOAD現地スタッフの報告より
●避難所・応急仮設住宅への移行
避難所の集約や応急仮設住宅への入居が進む中、地域の情報共有会議では、避難生活の長期化に伴う課題や、入居後の生活支援などについて情報共有・調整が行われています。
●応急仮設住宅への家電支援
応急仮設住宅への入居に合わせ、生活に必要な家電等について、関係機関・支援団体による支援が進められています。
