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研修・訓練

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2025年4月18日

三者連携訓練プログラム検討会 令和6年度事業の振り返り

令和6年度は、前年度に議論を重ねてきた「三者連携・コア会議運営訓練」と、それに向けた2種類のワークショップを、千葉県および福岡県でモデル実施しました。

JVOADでは、令和5年度より独立行政法人福祉医療機構(WAM)の助成を受けて実施している「災害時の官民連携体制を検証・改善するための訓練プログラム開発事業」において、訓練プログラム内容を検討する「訓練プログラム検討会」を設置しています。

特に「三者連携・訓練プログラム検討会」については、3月14日と19日の2日間にわたり開催し、令和6年度事業の振り返りを行いました。

検討会では、準備段階から今後の展開に至るまで、さまざまなアドバイスやご意見をいただきました。


主なご意見・アドバイス
  • 参加者の背景によっては、付与された情報や課題が見過ごされる場合がある。ワークショップや訓練には「誰に参加して欲しいのか(役割や所属部署を含めて)」を事前に協議・整理しておくことが重要。
  • ワークショップや訓練の資料を事前に送付することで、各セクター内で適切な参加者を選定する協議が促され、参加意欲の向上にもつながる。
  • 地域ごとに三者連携の進捗や災害リスクが異なるため、訓練に何を求めるのか、また訓練によってどのような成果を期待するのかを、事前に話し合っておく必要がある。
  • 『コア会議』に求められる役割や機能、その実施意義について、三者で共通認識を持つことが求められる。
  • 都道府県域の支援は、被災地となる市町村域の対応規模を単に大きくするのではなく、被災者の困りごとや市町村の課題を先読みして解決していく姿勢が求められる。

上記のご意見・アドバイスを踏まえ、今回の訓練内容や手法の改善に取り組むとともに、今後各地での訓練実施を進め、更には災害時における迅速かつ円滑な三者連携による被災者支援の実現に貢献していきたいと考えています。

 

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