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災害対応

災害対応
2020年7月9日

【状況報告】令和2年7月豪雨による被害対応について〔7/9 20:00現在〕

前日に引き続き、熊本県ではNPOなどの支援団体が集まり、現地の情報を共有する「火の国会議」が開催されました。
「火の国会議」で共有された内容を含めて、本日の状況についてご報告します。

【熊本県内の状況】
・球磨村など、まだ県内で不通箇所が多いが、行政でも道路開通に急ぎ対応している。
・災害廃棄物の仮置き場について人吉市の渋滞は整理を進めている。また、芦北町の仮置き場が満杯だという報道については、行政において今日明日中には改善するよう対応中。
・球磨村の避難所では地元の方が中心で炊き出しや物資管理を行っている。
・小国町、南小国町も被害が出ているが、まだ詳細が解っていない状況。
・一部地域では、被災家財の捨て場所が、住民へ充分に周知されていない地域がある。
・KVOADの本日の先遣の様子(人吉球磨地域)は、KVOADのFacebookで公開予定。
https://www.facebook.com/kvoad
・被害状況など、熊本県の災害対策本部の資料などは、以下URLからご確認ください。
https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_34110.html

【災害VCについて(社協)】
県社協が各被災地の社協を巡回しながら、災害ボランティアセンターの設置などの支援を継続して行っている。
・災害ボランティアセンターの詳細(開所状況、ボランティア受入日、設置場所、ボランティア募集対象地域、情報発信手段、など)は、下記URL(熊本県社会福祉協議会のWebサイト内)からご確認ください。
http://www.fukushi-kumamoto.or.jp/kiji/pub/detail.asp?c_id=52&id=1410&type=top
・ボランティア募集は基本的に県内、もしくは町内など地域を限定して対応する予定は変わらず。
・いずれの災害VCも、地元JCやライオンズクラブ等と連携して資機材の準備を行っている。

【支援団体の動き】
熊本県内の団体が活動を始めています。
・坂本地区へ片付けや清掃活動を行った団体より、公費解体の条件が市町村により異なるため、慎重に行動しているとのこと。
・食料などの物資配布を行っている団体もいる。
・IT機器の貸し出しなどの準備を始めている団体ある。
・赤い羽根共同募金による被災県内のNPO・ボランティア向けの活動支援金の募集を開始。
https://www.akaihane.or.jp/saigai/reiwa2-heavyrain07/
・火の国会議は、2~3週間は毎日開催する予定。

【火の国会議で出た主な課題】
・被災家屋への対応について、手順やどこまでやればいいのか等が充分に周知されていない。
・新型コロナの影響があり、学生のボランティア活動が制限されている学校がある。
・被災した福祉施設が県内の合計で120箇所(前日より把握数増)ほどある。
・湿度が高く、マスクの着用も必要なことから、片付け時などの熱中症が心配される状況。
・外国籍住民の被災状況が把握されていない状況。

【熊本県以外の状況】
[岐阜県]
1)大雨特別警報を受けて昨日に引き続き、県、県社協、支援関係者での会議が開催されました。
2)現地NPOが避難所の確認を行っている。
[大分県]
1)被害の大きい日田市では、災害VCを開設予定。
2)町の経済源である観光地(天ケ瀬温泉)が被災している状況。
3)日田市に拠点のある支援団体が支援の検討を始めている。
[福岡県]
1)大牟田市、久留米市で多くの被害がある状況。
2)特に大牟田市では1000件を超える被害があるとされ、大牟田市社協では県社協や地域の民生委員などと協力して被害状況を確認している。
[長野県]
1)県社協が各所の被災状況を確認している。現状は被害が少ないという認識。

九州地方に限らず、西日本を中心に危険な状況がいまだ続いております。
JVOADでは、引き続き情報収集につとめ、慎重に現地のサポートに取り組んでまいります。
(7月9日20:00現在)

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