最新情報

災害対応

災害対応
2023年6月2日

台風2号および前線の影響による大雨について

昨日から続く大雨は、現在も各地で降り続いており、河川の氾濫危険水位が超えるなど、全国的に警戒が必要な状況になっていると思われます。
既に静岡県磐田市、和歌山県海南市、愛知県豊橋市では「緊急安全確保」が発令されています(PM6:00時点)。

また、今後も全国域において非常に激しい雨が降り続く恐れがあります。

JVOADは引き続き、各地のネットワークおよび関係組織とともに、雨の状況を見ながら情報収集にあたります。

皆様、最新の情報を確認し、ご安全にお過ごしください。

災害対応
2023年5月11日

石川県能登地方の地震における災害対応状況について(第二報)

JVOADは、5月6日からスタッフを現地に派遣し、石川県能登地方の地震の被災地で支援調整や情報収集を行っています。


 
【概況】
5月5日に石川県能登地方で発生した地震の被害が大きかった珠洲市では、家屋被害は5月10日の時点で、一部破損含め512棟となっています。
県では、地震により自宅が損壊し、居住が困難な方のために、珠洲市内に13戸(県営7戸、市営6戸)の公営住宅を確保しました。しかし、すべての被災世帯を受け入れることは難しいため、県は「仮設住宅も選択肢に」として、独自の制度も検討しています。

また、珠洲市では5月9日に災害ごみの仮置き場が設置され、受け入れが始まりました。高齢者からは、運搬に対する相談も寄せられていることから、珠洲市では11日から運搬ボランティアの派遣を予定しています。
 


 
【支援の状況】
珠洲市では、福祉課が健康増進センターの保健師やNPOと連携して、要配慮者や高齢者世帯への訪問を開始しました。
また、避難所では、5月9日に、管理栄養士のメニューを基づく食改(食生活改善推進員)による行政主導の炊き出しが避難所で行われました。
JVOADは、災害ボランティアセンターと技術的な支援が可能な支援団体との顔合わせに参加し、本格的な家屋の応急処置に向けた優先順位や取り組むべき課題などを確認しました。

また、被害を受けた家屋への応急処置のノウハウを持つ団体が入り、今後協力して支援活動にあたる予定です。
 


 
【JVOADの活動】
珠洲市では、要配慮者や高齢者世帯への個別訪問により、在宅避難者の方がおかれている生活環境や心身の状況が徐々に明らかになると、それに応じて必要な支援も見えてきます。
JVOADでは、今後も石川県や災害ボランティアセンターと情報共有を行いながら、現地で被災者支援にあたる団体との連携、サポートを継続してまいります。

災害対応
2023年5月11日

千葉県南部で発生した最大震度5強の地震について(5月11日 AM10:00)

5月11日04時16分ごろ、千葉県南部において、最大震度5強の地震が発生いたしました。

JVOADでは、現地の状況など、情報収集を開始しております。

揺れはしばらく続くことが予想されますので、揺れの強かった地域にお住いのみなさま、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。

災害対応
2023年5月9日

石川県能登地方の地震における災害対応状況について(第一報)

令和5年5月5日(金)に発生した石川県能登地方の地震により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。


 
【概況】
5月5日に発生した石川県能登地方の地震により、珠洲市を中心に被害が確認されています。珠洲市の家屋被害は5月9日の時点で、一部破損含め470棟となっており、今後も増える見込みです。尚、断水は、5月7日までにすべて解消されております。
また、珠洲市では5月8日より、災害ごみの回収などが始まりました。

*被害状況の最新状況はこちら・・・石川県災害対策本部
*災害救助法の適用についてはこちら・・・内閣府
*災害ボランティアセンターの設置状況はこちら・・・珠洲市社協
 


 
【支援の状況】
珠洲市では、災害対策本部のもと、珠洲生活サポート部会の会議が開催され、保健所、市役所福祉課、看護協会、日本災害リハビリテーション支援協会(JRAT) などの保健医療関係者に加えて、県外からの支援団体も参加しました。
各地の避難所の状況確認や課題整理が行われ、避難所の生活環境、食事、在宅、 車中泊への対応が検討・実施されています。

JVOADは、県との連携に加え、珠洲市生活サポート会議に参加し、情報を収集しながら、市内の避難所についても確認してまいりました。

また、被害を受けた家屋への応急処置ができる専門性を持った団体が、現地に入り、日置地区等において、支援活動が始まっています。

 


 
【JVOADの活動】
珠洲市では、現在、珠洲生活サポート部会や災害ボランティアセンターが動き始め、支援体制が整いつつあります。しかし、高齢者世帯や、在宅避難者の困りごとなど、まだ確認できていない部分もあります。
JVOADは引き続き、現地支援関係者や行政と協力し、被災された方々の状況把握に努めます。また、活動が始まった支援団体などに対してもサポートしてまいります。

災害対応
2023年5月6日

石川県能登地方における震度6強の地震について(5月6日 PM20:00)

昨日(5月5日)発生しました、石川県能登地方を震源とする最大震度6強の地震について、一部地域に被害をもたらしています。
JVOADは発災直後より情報収集を開始し、今後の支援に向けた被害状況の確認を支援関係者とともに行っています。

本日(5月6日)、具体的な被害や支援状況の確認を行うため、スタッフ2名を現地に派遣し、石川県庁、内閣府、および支援関係者などとの協議を開始しました。
JVOADはスタッフの安全にも十分配慮し、引き続き、行政や災害ボランティアセンター、および支援組織と連携しながら、状況把握や支援関係者の動きを確認してまいります。
 
 
その他の情報は以下の通りです。

【災害救助法の適用】
 石川県は、珠洲市、輪島市、鳳珠郡能登町の2市1町に災害救助法を適用することを決定しました。
 5月5日内閣府(防災担当)令和5年石川県能登地方を震源とする地震にかかる災害救助法の適用について

【概況】
 5月6日石川県能登地方を震源とする地震による被害及び消防機関等の対応状況(第9報)
 珠洲市ホームページ
 家屋の倒壊や道路の一部通行止めなどが発生していますが、詳細はまだ明らかになっておりません。
 珠洲市など揺れの大きかった地域では避難所が開設されています。

 石川県珠洲市では大雨による被害に備え、避難指示が出ております。

災害対応
2023年5月5日

石川県能登地方における震度6強の地震について(5月5日 PM15:00)

5月5日14時42分ごろ、石川県能登地方において、震度6強の地震が発生いたしました。

JVOADでは、現地の状況など、情報収集を開始しております。

揺れはしばらく続くことが予想されますので、揺れの強かった地域にお住いのみなさま、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。

災害対応
2022年11月14日

【令和4年台風15号】静岡県における災害対応状況について(11/14)

9月23日に発生した台風15号の影響により、静岡県では猛烈な雨が降り続き、多くの家屋に浸水被害をもたらしました。発災から1か月を過ぎましたが、いまだ、厳しい環境の中で生活している住民の方もいらっしゃいます。

JVOADは、静岡県災害ボランティア本部・情報センター(県V本部)と連携し、発災直後より現地の状況把握に努めました。被害が大きかったこと、また、県V本部からの応援要請を受け、9月27日より職員2名を派遣し、現在も1名の派遣を継続しています。

【概況】
■ 被害状況
•人的被害 死者3名、軽傷者6名
•住家被害 全壊8、半壊2,219、一部損壊3,312、床上浸水5,643、床下浸水4,348
※住家は、「全壊、半壊、一部損壊」と「床上浸水、床下浸水」に重複計上がある
•避難所 最大18市町381箇所開設され、165世帯の住民の方が避難されていましたが、9月27日の段階ですべて閉鎖。現在、応急的な住宅支援として、公営住宅等において一時受け入れを実施している。
* 詳細は、静岡県「台風第15号による被害状況について第37報(11/7 10:00)」をご覧ください。
•災害救助法の適用:静岡県23市町への適用を決定
■ 災害ボランティアセンターの設置状況
現在、静岡市において災害ボランティアセンターでのボランティア受け入れが行われている。
*市町社協の支援の状況について、詳細は全社協 被災地支援・災害ボランティア情報をご覧ください。

【 支援団体の活動とコーディネーション 】
県V本部は、行政や、支援団体と連携しながら、静岡県内における被害状況の把握や支援調整を行っています。台風15号の被災者支援において、今回JVOADは、県V本部の「支援団体連携促進班」へスタッフを派遣しており、これまで、断水の際の水の調達および、高齢者等への配達支援へのつなぎや、県や市との協議などのサポートを行ってまいりました。現在も現地にて、県や市と在宅の被災者への対応ついて協議する際のサポートなどを行っています。

●家電支援の開始
これから迎える冬の寒さに向けて、県V本部では、浸水被害にあった家屋に住み続けている方のために、電気ストーブの配布が検討されています。この支援は、JVOADを通じたカリタス・ジャパンからの寄付金と、現地での募金により実施されます。今後、地元の電機商業組合を通じて1,000個ほどの電気ストーブが支援を必要としている方々に届けられる予定です。

【専門性を持った団体による支援】
県V本部は、支援を検討している企業・団体に対し、災害ボランティアセンターなどを通じて、住民の方からの困りごとと結びつけるため、団体登録を受け付けています。現在90以上の組織が登録されました。登録団体の状況や仕組みは、こちらからご確認いただけます。

●技術系講習会の開催
技術系支援団体によって、地元ボランティアの方や住民の方を対象に、浸水した畳、フローリングの床の対応方法などの講習会が、定期的に開催されています。JVOADスタッフも、11月3日に災害ボランティアセンター@西ヶ谷サテライトで開催された講習会に参加させていただきました。

●「災害後の生活再建を考える無料ミニ相談会」の開催(草ケ谷自治会館)
11月3日、自治会館において、弁護士などによる相談会が開催されました。住民の方からは、住宅の基礎部分も流されているがどうしたらいいか、など、質問も多く寄せられました。個別相談も実施し、相談会は夜遅くまで続きました。このミニ相談会は、11月22日、25日にも、他の自治体で開催予定です。今後、自治体の協力も得ながら、定期的な困りごとを相談する場の提供が必要とされており、支援関係者間で協議されています。

【JVOADの今後の活動】
ある住宅のご家族は、水被害にあった畳を出し、床板の上で、段ボールベットを置いて暮らしています。給湯器もしばらく使えず、最近になってようやく使えるようになったそうです。このような住宅にお住まいの方が、まだ、数多くいらっしゃり、冬の寒さに向けた対策が急がれます。
JVOADは、被災された方がたに対し、地域でささえる体制の目途が立つまで、引き続き、支援を継続してまいります。

災害対応
2022年10月11日

【令和4年台風15号】静岡県 「スマートサプライ」を活用した支援の開始

台風15号の被害を受けた静岡県では、静岡県災害ボランティア本部・情報センター(静岡県V本部)により、この間、県外からの支援の受け入れなど、調整が行われています。
現地では、新型コロナウイルス感染症の影響により、ボランティア活動も制限を受ける中、各地で支援を行う方々に向けて、必要な物資を必要な数だけお届けする「スマートサプライ」を活用した支援が開始されました。

「スマートサプライ」は、各プロジェクトより、現地にて必要な物資等を、アマゾンから購入して応援できるしくみです。詳細は、以下「つなぐ静岡バトン」からご確認ください。

つなぐ静岡バトン」プロジェクト

9月23日(金)、台風第15号がもたらした大雨。
静岡県内では線状降水帯が発生し、11の市町で1時間に110ミリを超える猛烈な雨が降りました。
この大雨により、静岡市や浜松市など、中部・西部地域を中心に広範囲で床上・床下浸水の被害が出ています。
また、大規模な停電や断水が発生し、生活に大きな影響をもたらしています。

わたしたち、静岡県災害ボランティア本部・情報センター、公益財団法人ふじのくに未来財団、地域デザインカレッジ修了生情報共有会議は、災害ボランティアセンターや被災された方々を全国のみなさまとともに支援するため、本プロジェクトを立ち上げました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、ボランティア活動も制限を受ける中、各地で支援を行う方々に必要な物資を必要な数だけ届け、支援活動を継続的に行えるようにするため、ご支援をお願いいたします。
ご支援はこちら → https://smart-supply.org/projects/shizuoka-baton

<お問合せ>
静岡県災害ボランティア本部・情報センター
電話 ①054-205-5151 ②054-205-5141

そのほか、引き続き静岡県V本部では、ご支援を検討されている企業・団体の皆さまに対し、登録フォームをご用意し、ニーズとの調整を行っております。
詳細はこちらからご確認いただけます。
※支援・団体受け入れの基本フローが開示されました。

JVOADは引き続き、静岡県V本部をサポートし、被災された方がたとその支援にあたる支援者の皆様のサポートを継続してまいります。

災害対応
2022年10月1日

【令和4年台風15号】静岡県における被災への支援対応状況について(10/1)

令和4年台風15号により、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

JVOADは、台風発生直後より支援関係者とともに情報収集を始め、被災された静岡県に対し、9月27日より支援活動を開始いたしました。

【概況】
■被害状況
死者2名、行方不明者1名、軽症者6名が報告されています。また、5,000棟を超える家屋被害が確認されています。
静岡県では一時、6300戸で断水が発生しました。9月29日の時点で約半数が解消しておりますが、すべて解消されるまで、あと数日かかる見込みです。
今回の災害を受けて、静岡県は23市町に災害救助法の適用を決定しました。
参照:
・静岡県 台風第15号による被害状況について【第22報】10月1日13時00分現在
・内閣府:災害救助法適用状況

■災害ボランティアセンターの状況
静岡市、磐田市において災害ボランティアセンターが設置され、個人ボランティアの受け入れが開始されております。設置状況、また募集要件はこちらをご覧ください。

【支援団体の活動とコーディネーション】
現地では、静岡県社協と静岡県ボランティア協会が中心となり、「静岡県ボランティア本部・情報センター(県V本部)」が発災直後より設置されました。JVOADは県V本部からの依頼により、9月27日にスタッフ2名を県V本部へ派遣し、現在も県V本部体制づくりのサポートや技術的な支援団体の受け入れ等の調整などを行っています。

県V本部はこの間、静岡市と協力し、市で対応しきれない福祉施設等への飲料水の配布を行いました。また、断水地域では、水が運べない人、給水ポイントの情報を知らない人がおり、日中の暑さの中、災害関連死が懸念されています。このような方々のために、水の配布を行っている団体へ、県V本部としてサポートすることで、在宅の方への支援を進めています。
関連記事「9月28日静岡新聞

そのほか、支援を検討されている組織向けの情報は以下の通りです。
●「静岡県台風15号災害における団体支援活動登録フォーム
静岡県V本部では、10月1日より、支援を検討している企業・団体を対象とした、登録フォームを開設しました。ご支援をご検討されている企業・団体は、以下より内容等ご確認いただいた上で、ご登録が可能です。お申し出いただいた内容について、県内各市町で設置されている災害ボランティアセンターおよびボランティアセンターに情報提供し、県V本部、もしくは各市町ボランティアセンターが支援をお願いしたい場合には、直接連絡をさせていただく仕組みとなります。
●高速道路無料化措置
目的地の静岡市から浜松市まで間、最寄りの被災地のインターで降りても使えるようになりました。詳細はこちら

JVOADは引き続き、現地の支援関係者と県外の支援をつなぎ、サポートすることで、すこしでも早く被災された方がたへ支援が届くよう、活動してまいります。

 

【ご支援のお願い】
このたびの台風15号による被害へのJVOADの支援活動に対し、皆様からのご支援をお願いしております。
ご支援はこちらをご覧ください。

皆さまからのご支援金は、支援調整のための専門スタッフ派遣のための人件費、旅費交通費(宿泊費、ガソリン代、日当など)などに活用させていただきます。また、必要に応じて、コロナ禍における、感染症対策のための備品、消耗品の購入、および、被災地の地元団体と外部支援者をつなぐためのITツール、資機材の購入などにも活用させていただきます。
皆様からの暖かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

災害対応
2022年9月9日

【令和4年8月大雨】発災から1か月:災害対応状況について

8月3日からの大雨による災害から一か月が過ぎました。
現地では、引き続き土砂の撤去などの支援活動が進められており、炊き出しによる支援なども行われています。

【 概況 】
■ 被害状況
死者、行方不明の方3名、重軽傷者が9名報告されています。また、家屋被害は現在、新潟県(2365棟)、石川県(1564棟)、山形県(737棟)、青森県(795棟)、秋田県(462棟)、福井県(337棟)、となっています。また、北海道、福島県、富山県においても、それぞれ100棟を超える被害が確認されています。
(消防庁9月4日8時00分発表による 詳細はこちら )
■ ボランティアセンターの状況
青森県や新潟県においては、ボランティアの募集範囲を広げています。
また、新潟県の市町社会福祉協議会では、今後災害ボランティアセンターが閉じた後も被災者の方の生活相談に応じられるよう、体制を作っていく予定です。
各災害ボランティアセンター設置状況はこちらをご覧ください。
注:ご参加の際は、必ず募集条件を確認してください。

【 支援団体の活動とコーディネーション 】
JVOADは、今後の新潟県での支援の必要性などを把握するため、8月29日、および9月3日から7日まで、スタッフ1名を派遣し、主に村上市、関川村の支援団体の活動状況を確認しました。一部の地区では、家屋の応急処置が終わりつつありますが、応急対応として、水に浸った部分を剥ぎ、乾燥させた家屋に対して、冬の寒さがくる前に業者が対応できるかなど、課題も共有されました。

また、新潟県小岩内地区では、被災された方がたに対し、自治体がおにぎりやお弁当を提供するタイミングで、支援団体が連携し、炊き出しで温かい汁物や副菜を出しています。この日の汁物は、「さっぱりこってりワンタンスープ」です!

【現地の動きとJVOADの今後の活動】
新潟県では、家屋に甚大な被害を受けた村上市において、建設型応急仮設住宅(ムービングハウス)が完成予定です。建設型、みなし仮設住宅に入居される方や、ご事情により、被災された家屋で引き続き住み続ける方と、それぞれの生活で孤立しないよう、今後、生活支援を見守る体制が必要になってきます。

JVOADは、現在の重機や被災家屋への技術的な支援に加えて、今後の生活支援への移行を見据えながら、一旦、現地駐在を出張での対応へ移し、引き続き現地の活動をサポートしてまいります。

LATEST ENTRIES

ARCHIVES