(第五報)令和6年能登半島地震に関する状況について
1月24日(水)、被災市町で幅広く活動するNPOと、石川県内の被災者支援を担当する複数の部署が集まり、避難所や炊き出しに関する意見交換の場を設けました。会議では、避難所運営の人手不足や食事支援が十分でない実態について県の動きなどを共有し、今後の対応について確認しました。
また、JVOADは、これまで情報が少なかった金沢近辺の避難所を訪問し、生活状況などを確認しました。JVOADでは、避難所だけでなく、在宅避難者の状況把握の調整にも取り組んでいきます。
【被害状況(1月25日(木)16:00時点)】
被災地では、依然として道路・水道の問題が続いていることもあり、避難所の運営者不足・食事の提供の問題など、緊急対応が今も続いている要因になっています。一方で、仮設住宅の建設見込みが示されるなど、復興に向けた取り組みの情報も県からは発信されるようになってきました。
住家被害:41,823棟
避難者数:9,914人(市町避難所)、310人(1.5次避難所)、3,330人(2次避難所)
孤立集落:輪島市14人
インフラ・ライフライン:4,600戸が停電。約44,960戸で断水。通行止め28路線75箇所
【支援団体の動き】
JVOADでは、1月25日(木)時点で、113団体が支援に入ったことを確認しています。
3週間以上が経過し、避難所支援を続けるNPOからは、避難所の運営に関する危機感の声が寄せられています。
また、金沢市内に設置された1.5次避難所(被災地から被災地外のホテルなどに移動するまでの一時的な避難所)では、ペットの受け入れができない状況でしたが、JVOADがペット支援団体とトレーラーハウスを提供する企業、そして県をつなぎ、ペットを預けられる場所が確保されました。
【JVOADの今後の動き】
JVOADは、行政とNPOが連携して避難所、在宅、食事、仮設住宅などの支援ができるよう、県庁を拠点に活動を継続します。
1月24日(水)からは、JVOADの要請に応えてくださった都道府県域の災害中間支援組織の応援スタッフも加わり、体制強化を図ります(第一弾としてCVOADの加納さんが来てくれました!)。
引き続き、ご支援・ご協力をお願いいたします。
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