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研修・訓練

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2026年3月30日

【活動報告】全国域の三者連携訓練および評価会を実施 -実践的な連携強化とフロー検証に向けて

災害時における被災者支援をより迅速かつ効果的に行うため、JVOADは内閣府、全国社会福祉協議会、中央共同募金会とともに、全国域での「三者連携訓練」およびその振り返りとなる「評価会」を実施しました。
本取り組みには、三重県の災害中間支援組織MVSC(みえ災害ボランティア支援センター)にもご協力いただき、セクターを越えた連携の具体像を検証しました。


■ 2月9日:全国域の三者連携訓練

発災から「3日目」と「10日目」の2つのフェーズを設定し、次々と提示される被害状況や支援ニーズ(状況付与)に対して、行政、社協、民間支援団体(NPO等)の各セクターがどのように情報を共有し、調整を行うかを実戦形式で検証しました。

今回は三重県域の皆様にもご協力いただき、都道府県域で起きている具体的な課題に対して、全国域の組織がどのようにバックアップすべきかという、よりリアリティのあるやり取りが行われました。これにより、セクター間の役割分担や連携の重要性が改めて確認されました。


■ 3月5日:訓練評価会(アフターアクションレビュー)

訓練から約1ヶ月後、新大手町ビルにて評価会を開催しました。本評価会は、各セクターが「なぜその時その行動をとったのか」を振り返る、AAR(アフターアクションレビュー)形式で実施しました。

主な論点と成果は以下のとおりです。

  • 合同調査の有効性: 先遣隊として現地に入る際、各組織が個別に動くのではなく、情報を手分けして収集する「合同調査」のイメージが具体化されました。
  • コア会議の役割: 災害時に設置される「コア会議」を一つのチームとして機能させるため、共有すべき情報の範囲や取りまとめ方のルール作りが課題として挙げられました。
  • 内閣府との連携強化: 行政側が持つ情報と民間側が集約する現場情報をどのように統合し、政策や制度の運用につなげていくかについて、より踏み込んだ議論が行われました。


■ 今後の展望

訓練監修を務めた中林先生からは「平時の準備の中でどれだけできるかが重要」との講評がありました。また、JVOADの神元からも、「検討をこの場(訓練・評価の場)で終わらせてはいけない。今後も継続して三者の関係性を深めていきたい」と、今後の連携強化に向けた決意を示しました。

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