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災害対応

災害対応
2021年7月30日

【状況報告】令和3年7月豪雨災害(静岡県)の状況について[7/30現在]

7月1日からの大雨による静岡県内の被害状況および支援について、7月30日現在の状況を報告します。

≪状況と今後≫
・熱海市
5名の方が未だ行方不明となっており(8月1日時点)、捜索が続いています。市内2か所の避難所には、303名(8月1日12:00時点)が避難されており、ホテルでの避難生活が継続されています。
立ち入り禁止エリアが緩和されたことにより、7月21日より少人数でのボランティア活動が開始されています。被災した方々への罹災証明書の発行も開始され、熱海市社会福祉協議会や静岡県弁護士会などの相談対応も行われています。NPO等の活動は、実施できる領域がまだまだ限られているなか、行政や災害ボランティアセンターとの連携のもと、被災家屋への技術的な支援、規制が緩和された地域への移動手段の提供などが行われています。

・富士市
被災家屋の片づけ・清掃などのニーズへの対応が進み、富士市災害ボランティアセンターは、7月21日に閉所されました。今後は、富士市社協ボランティアセンターがその機能を受け継ぎます。

・沼津市
状況は落ち着き、臨時ボランティア受付窓口が開設されていた、地域ささえあいセンター・原地区サテライトが22日に閉所されました。23日からは、窓口の場所を移転し、継続して沼津市地域ささえあいセンターが相談を受け付けています。地元で技術的なニーズへも対応できるようNPOによる講習会なども行われています。

≪JVOADの主な活動と今後≫
・JVOADから県V本部への2名の常駐に加え、熱海市にコーディネーター(JVOAD避難生活改善専門委員としてピースボート災害支援センターより)2名を派遣し、避難所で生活している方々への聞き取り調査(意向調査)の実施サポート(市、市社協、NPO等との連携体制の構築)を実施しています。調査は7月29日から開始しています。継続して、避難所や避難所から次の住まいへの移行期における、行政の対応などの正確な情報の収集に努めています。
・避難者の移行に向け、民間や公営の住宅の生活環境整備の調整(生活物資について、行政、民間支援団体、企業等の支援を調整)のサポートを実施しています。

今後も県V本部とともに、支援の「モレ、ムラ」がないよう、避難所からの移行期と生活再建期の支援体制の構築を目指していきたいと考えております。

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