【報告】JVOADが各地の研修会等に登壇・参加しました_3月
◆2023東日本大震災風化防止シンポジウムに登壇しました
3月12日、日本防災士会会員を対象としたシンポジウム(主催:日本防災士会女性防災推進委員会企画)で、JVOAD代表理事の栗田が基調講演をさせていただきました。
「一人ひとりのいのち・暮らし・尊厳を守る~多様な支援主体のさらなる連携を期して」と題し、阪神・淡路大震災以降のボランティアの変遷や東日本大震災での支援経験を踏まえ、支援の連携・調整の重要性を説き、JVOAD設立の経緯についてご説明いたしました。
また、日本防災士会会長でJVOAD顧問の室﨑氏とのトークセッションでは、ボランティアは被災者に寄り添う必要があると同時に、地域社会がボランティアに協力的であることが重要であるということが語られました。
支援の「もれ・むら」を防ぐためには、行政・社会福祉協議会・民間組織がつながりを持ち、トップダウンだけでなく、地域主体の連携づくりが必要であり、その形は多種多様であることなどが話し合われました。
防災士の方々はそれぞれ様々なスキルをお持ちです。JVOADは今後も日本防災士会と連携し、それぞれのスキルを生かした支援ができるよう、日頃からつながりを作っていきたいと思います。
◆釜石復興試合と日経地方創生フォーラムが開催されました
3月12日、釜石鵜住居復興スタジアムで、ジャパンラグビーリーグワン釜石 vs 浦安の一戦が行われました。試合後には、釜石市の行政関係者やシンポジウム登壇者との交流会があり、釜石市や地元企業、日経地方創生フォーラムの参加者の方々との関係を築くことができました。スタジアム周辺では高校生による震災語り部活動が行われ、被災した経験をもとに、地震や津波の恐ろしさや、復興のために必要な取り組みなどが語られました。
3月13日の「日経 地方創生フォーラム in釜石」では、JVOAD事務局長 明城徹也が、東日本大震災からの課題と被災者支援の変化、地域の災害対応力強化に向けた取組とスポーツとの協働について提案する形で基調講演をさせていただきました。
フォーラムではこのほか、スポーツ産業化や企業スポンサーシップに関する共通認識や課題、ラグビーリーグのGMやスポンサー企業から、異なるバックグラウンドを持つ人たちと仲間意識を持つためには、分かりやすく共感できる言葉が重要であるとのアドバイスや意見も共有されました。
本フォーラムは、オンライン配信と会場とをつなぐハイブリッド形式で開催され、企業・行政・ラグビー関係者などが参加され、非常に盛り上がりを見せたフォーラムとなりました。