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災害対応

災害対応
2023年7月13日

令和5年7月7日からの大雨による災害対応の状況について(第二報)

令和5年7月7日からの大雨により被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

【概況】
JVOADは7月11日(火)、現地の状況をより具体的に把握し、被災者支援のコーディネーションを担う災害中間支援組織をサポートするため、スタッフ1名を福岡県などに派遣しました。また同日、内閣府、全社協、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議/中央共同募金会とともに、被害の大きさを鑑み、「全国情報共有会議」を開催し、全体の被害状況や災害ボランティアセンターの開設についての見込みなどが共有されました。JVOADからは、NPO等の動きについて共有し、調査に入っている支援団体から頂いた現地の状況を報告しました。

*被害状況・・・総務省消防庁の最新の情報はこちら
*ボランティアセンターの開設状況・・・全国社会福祉協議会による最新情報はこちら

【支援団体の活動とコーディネーション】
JVOADは、支援組織や地元団体と連携し、被災地の状況確認や調整を行っています。
7月12日に、佐賀県では佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が、福岡県では災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)が中心となり、情報共有会議が開催されました。
 


葉隠会議 (佐賀災害支援プラットフォーム (SPF))
佐賀市、神埼市、唐津市の被害状況について、行政やNPOなどから共有されました。被災地では、土砂の撤去、被災家屋への技術的な支援、農地支援などのニーズも情報共有されました。唐津市では、立ち入りが制限されている地域もあり、土砂による家屋被害の状況も共有されました。また、県社協と市社協から災害VC(ボランティアセンター)の設置状況について情報が共有されました。


情報共有会議 (災害支援ふくおか広域ネットワーク (Fネット))
県や県社協、被害の大きかった市町村行政や社協、そしてNPOなどが参加しました。行政からは各地域の被害状況、社協からは災害VCの設置状況、NPOからは被災家屋への支援、炊き出し、カーシェアリングなど情報、支援団体が孤立地域に物資を届けているなどの情報が共有されました。また、被害が広範囲に分散しているため、被害の詳細を把握するには時間がかかり、長期的な支援が必要との意見もありました。


 
被災者の避難生活や、復旧過程において、どの程度の技術的な支援や外部からの支援が必要なのか、慎重に見極める必要があります。
JVOADは、県域の災害中間支援組織へのサポートを通じて、必要な支援が確実に届くよう、現地へのスタッフ派遣や現地NPO・支援関係者との調整を継続していきます。

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