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災害対応

災害対応
2023年7月20日

令和5年7月7日からの大雨による災害対応の状況について(第三報)

7月7日(金)からの大雨による災害から2週間が経過し、被災地では、支援活動が本格化しています。
JVOADは、福岡県の「災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)」にスタッフを1名派遣し、佐賀県の「佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)」へも訪問して支援状況を確認しました。
現地の状況を踏まえ、過去の対応事例や制度に関する情報提供、支援団体へのサポートを行っています。


 

【現地の状況】
■福岡県
広域的な大雨による浸水被害や土砂流入が発生しています。県内外の多くの団体が、被災家屋への技術的支援、炊き出し、ペット支援、カーシェアを活用した移動支援、農地支援などを行っています。Fネットでは、情報共有会議を開催し、被災地の状況を把握し、被災された方々のニーズ把握に努めています。
Fネットでは、支援状況を把握するため、こちらのフォームより団体登録をお願いしております。また、高速道路の無料措置については、行先によって適用範囲が異なるため、NEXCO西日本のホームページをご確認ください。

■佐賀県
SPFの賛同団体を中心に、被害の大きい佐賀市や唐津市において、災害ボランティアセンター(災害VC)や行政とも連携しながら支援活動が展開されています。
SPF主催の「情報共有葉隠会議」では、土砂流入した家屋への支援、ペット支援の団体活動、物資支援の情報提供などが話し合われ、今後の支援課題として重機の必要性が挙げられました。被災者の心のサポートも必要とされています。
県外からの支援はSPFへの登録が必要(フォームはこちら)であり、佐賀県では県外からの団体に対し、災害ボランティア活動のための高速道路無料措置が適用されています。

■富山県
7月12日(水)から13日(木)にかけての大雨により、高岡市を中心に多くの被害が発生しました。複数のNPOが床下対応に必要な資機材の提供や技術指導を行っています。

■秋田県
秋田市、能代市、男鹿市、五城目町で災害VCが開設され、被災家屋の技術支援など、今後NPOなどとの連携が図られる予定です。
現地では東北のNPOが被災地の状況を把握するための調査を行っています。避難所は41カ所、避難者は約140人で、4市町で約8,500世帯が断水しており、在宅避難者への支援も必要です。

 

■その他の被災地の概況

 


【全国域の動きとJVOADの今後の活動】
7月19日(水)、内閣府、全国社会福祉協議会、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、JVOADによる「第3回全国情報共有コア会議」が開催され、全国の被害状況の共有と今後の課題について意見交換を行いました。また、高速道路無料化措置の対象範囲や旅行業法の緩和通達についても協議が行われました。

JVOADでは、7月末頃まで九州での常駐支援を予定しています。また、各地で被害が発生しているため、全国を俯瞰して被害状況やNPO等の活動状況を把握する必要があります。
新たな災害に対しても、必要に応じて、支援を行っていきます。

 


本日20日(木)、中国・近畿・東海地方が一斉に梅雨明けしました。
梅雨明け直後は厳しい暑さが続きますので、大雨だけでなく熱中症にもご注意ください。
皆様、週末も引き続き備えと安全第一でお過ごしください。

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