令和3年8月11日からの大雨災害支援

お知らせ

災害対応
2021年10月15日

【状況報告】令和3年8月11日からの大雨被害(佐賀県、福岡県)[10/15現在]

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JVOADからは8月下旬より、福岡県、佐賀県のそれぞれの災害中間支援組織-災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)-にスタッフを派遣し、支援調整業務のサポートを実施してまいりました。現在も、遠隔でのサポート、および出張ベースで支援を継続しております。

●現地の現在の状況
■福岡県
県内で被害が大きかった久留米市に8月17日より開設されていた、災害ボランティアセンター(災害VC)は、9月17日に閉所されています。災害ボランティア活動に関する車両への高速道路の無料化措置については、10月31日まで継続の予定です(詳細はこちら→ https://corp.w-nexco.co.jp//newly/r1/0830/ )。
Fネット主催の定期的な「情報共有会議」も、9月16日で一旦終了しています(詳細はこちら→ https://saigaishienfnet.wordpress.com/ )。今後、支援の振り返りを行う予定です。

■佐賀県
佐賀市、大町町の災害VCは、現在も開設中です。武雄市の災害VCは9月30日に閉所されています(詳細はこちら→ https://www.sagakenvc.com/ )。福岡県同様、災害ボランティア活動に関する車両への高速道路の無料化措置については、10月31日まで継続の予定です(詳細はこちらから→ https://corp.w-nexco.co.jp//newly/r1/0830/ )。
SPF主催の「情報共有葉隠会議」は毎週土曜日に開かれています(詳細はこちら→ https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/ )。

●JVOADの動き
■福岡県
JVOADから派遣されたスタッフは、久留米市を中心に、Fネットのサポートとして、市町への被害状況やニーズ調査を実施しました。調査をもとに、支援が必要な被災者の皆さんへの支援は、Fネットが中心となって、県内の支援団体等に繋ぎ、対応を行っております。久留米市以外でも、20市町への調査を実施し、確認された困りごとの対応をしました。派遣されていたJVOADスタッフは、9月17日に現地より引き上げておりますが、現在もFネットを中心に現地と連絡を取り合いながら、支援活動のサポートを継続しております。

■佐賀県
JVOADから派遣されたスタッフは、当初、大町町を中心にSPFのサポートを行ってきました。被害状況やニーズ調査のデータをまとめたり、支援物資の管理の仕組みづくりを構築したりという業務に関わりました。ニーズ調査を進める中で、家屋のカビの問題などにより、生活再建の目途が立っていな被災者の皆さんの現状が分かってきました。更に、一昨年に続く被災によって住民の多くが疲弊し、再建への不安を多く抱えている様子がうかがえました。また、SPFがガイドラインを作成し、受け入れを行っている、県外の支援団体への対応業務などにもあたってきました。同町では、毎週火曜日に支援者会議(町・町社協・NPO等)が行われています。
現在は大町町のサポートも継続しつつ、武雄市を中心に、SPFが行っている支援関係者間(行政、社協、NPO等)の調整支援のサポートを行っています。また、その他の地域についても、毎週土曜日にSPFが主催する「情報共有葉隠会議」に毎回参加し、被害状況と支援の進捗状況の把握に努めています。

発災から2か月以上が経過しておりますが、現在も被災した地域では、支援活動が続いています。JVOADは、今後も、現地の災害中間支援組織(Fネット、SPF)の支援調整業務のサポートを中心に、支援活動を続けてまいります。引き続き皆さんからのご支援を、よろしくお願い申し上げます。

災害対応
2021年9月3日

【状況報告】「令和3年8月11日からの大雨被害」への対応とご支援のお願い

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2021年も7月、8月と、日本各地で大雨による災害が発生してしまいました。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまが、一日も早く通常の生活に戻られることをお祈りしています。

<JVOADの動き>
JVOADは8月下旬から、佐賀県と福岡県にスタッフを派遣し、地元の支援活動のサポートにあたっています。
佐賀県では、「佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)」が、武雄市および大町町を中心に、被災した住民からの困りごとなどの情報収集を行い、必要に応じた支援活動を行う支援団体とのマッチングなどの支援のコーディネーション(調整)を行っています。JVOADスタッフは、その仕組みづくりなどを含めたサポート活動を行っています。
また福岡県では、「災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)」が同様のコーディネーションを実施しており、JVOADスタッフも被災地域への聞き取り調査等を含め、サポートにあたっています。
支援のコーディネーションを行うことにより、被災者へのモレ・ムラのない支援につながることが期待されています。

(写真左上より時計回り)
・7月豪雨で発生した静岡県熱海市の土石流発生現場の様子
・静岡県の県災害ボランティア本部の会議の様子
・8月豪雨で水が流れ込んだ福岡県内の民家の様子
・佐賀県の支援団体等との会議の様子

<ご支援のお願い>
JVOADではこの度、令和3年7月、8月豪雨災害の支援活動および、今後も心配される台風などの災害支援活動に関して、皆さまからのご支援をお願いしたく、「令和3年豪雨災害支援特定寄付」の寄付口座を開設しております。いただいたご寄付は、静岡県、佐賀県、福岡県をはじめとした今回の豪雨災害、また今後心配される台風被害などに対する、JVOADの支援活動に活用させていただきます。皆さまからの暖かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

「令和3年豪雨災害支援特定寄付」 → http://jvoad.jp/support/

■ 銀行振込
銀行:三菱UFJ銀行
支店:新丸ノ内支店
口座番号:普通預金口座 4175755
口座名義:
トクヒ)ゼンコクサイガイボランティアシエンダンタイネットワーク
特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク

※お振り込み後、以下の内容をメールにて donation@jvoad.jp までお知らせください。
1.お振込み日
2.郵便番号
3.住所
4.お名前
5.ご所属(ある方のみ)
6.ご寄付された金額
7.電話番号
8.領収書の要・不要(要の場合は領収書の宛名)

■ 郵便振替
口座記号番号:00150-4-673593番
口座名:JVOAD
※通信欄へ「令和3年豪雨」と明記ください。
※お近くの郵便局にて窓口に設置されている「振込取扱票・郵便振替払込請求書兼受領書」へ必要事項をご記入の上、窓口にてお振込みください。

災害対応
2021年8月20日

【状況報告】「令和3年8月11日からの大雨被害」および「令和3年7月豪雨災害(静岡県)」に関して [8/20]

CATEGORY:

本日のJVOADの動きをご報告します。

【令和3年8月11日からの大雨被害】
●JVOADの動き
8月19日(木)は、午後6時より福岡県の「情報共有会議」、午後7時
より佐賀県の「情報共有葉隠会議」に出席しました。
また、本日より、全国社会福祉協議会の職員とともに、JVOADスタッフ2名が、
佐賀、福岡に向かいました。現地で、より詳細な被災状況の把握を行い、今後
の支援に関する制度活用など、現地の支援団体との調整を進める予定です。
逐次、現場の状況を報告させていただきます。

■佐賀県
「情報共有葉隠会議」(主催・佐賀災害支援プラットフォーム)
・時間:午後7時~
下記URLをご確認、お問い合わせください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

■福岡県
「情報共有会議」
・時間:午後6時~
・Zoom URL等は、下記よりご確認ください。
https://saigaishienfnet.wordpress.com/2021/08/19/joho21-4/

【令和3年7月豪雨災害(静岡県)】
●JVOADの動き
JVOADから、静岡県災害ボランティア本部・情報センター(県V本部)へ、
スタッフ2名を派遣し、県V本部のサポート業務を実施しておりました。
また、熱海市にも、コーディネーター(JVOAD避難生活改善専門委員として
ピースボート災害支援センターより)2名を派遣し、避難所で生活している方々
への聞き取り調査(意向調査)の実施サポート(市、市社協、NPO等との連携体制の構築)
を実施しておりました。
またこの間、避難していた方々が移られる予定の次の住まい(公営住宅等)
の生活に必要な、家庭用電気機器やテーブル、ガスコンロなどの物品調達を
スムーズにできるような流れの仕組みの構築作業を行う、熱海市社会福祉協
議会のサポートをしました。この仕組みは、近日中に動き出す予定です。
住民の方々への聞き取り調査も終了、困りごとや今後必要な支援などのデータ
のまとめも終了しました。8月19日(木)には、まとめたデータの、熱海市や
熱海市社会福祉協議会への引き渡しを行い、今後の支援に活用していただく
予定です。

以上のような状況で、一旦、JVOADとしては、現地に常駐してのサポート業務
は終了します。引き続き現地では復興に向けて、支援団体やボランティア、また
行政の皆さんによる支援活動が続いています。今後も熱海市をはじめ、被災地
の動きを注視し、状況に応じて対応を続けてまいります。

今週末にかけ、九州、四国、東海地方の南部を中心に、雨への警戒が続きます。
また、週明け以降には新たに台風が接近する可能性も心配されております。
皆さまお気をつけください。

災害対応
2021年8月19日

【状況報告】8月11日からの大雨の状況について[8/19 12:00現在]

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8月19日(木)午後0時点での、大雨に関する状況について報告いたします。

●被害概要
・人的的被害(8月19日午前8時現在、20府県で)
 死者8名、行方不明者3名、負傷者15名
・住家被害(8月19日午前8時現在、20府県で)
 全壊12棟、半壊10棟、一部破損94棟、床上浸水879棟、床下浸水3,760棟
 *総務省消防庁ウェブサイト( https://www.fdma.go.jp/disaster/#anchor–01 )

・河川、土砂災害(8月19日午前8時現在)
 河川の氾濫は、13府県で77の河川
 土石流は、8県で53か所
 地すべりは、8県で18か所
 がけ崩れは、23都府県で117か所
 *国土交通省ウェブサイト( https://www.mlit.go.jp/saigai/saigai_210813.html

●JVOADの対応
・全体の対応
 タイアップ宣言を交わしている内閣府(防災担当)、また、全国社会福祉協議会、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、および都道府県域の災害支 援ネットワークなど、平時より連携する団体と緊密な情報共有をしながら、全体の状況把握に努めております。
・都道府県域ネットワークとの連携
 九州地方においては、継続して県域災害支援ネットワークから逐次、情報共有を行っており、18日夕は、佐賀県において、連携する県域ネットワークの団体が中心となって開催した、情報共有会議に出席しました。中国地方においても、広島県や岡山県の団体等と、逐次連絡をとり、状況把握に努めています。甲信、東海地方においても、長野県や岐阜県の団体等と情報共有を進めています。

●都道府県域ネットワークの動き(会議他)
佐賀県「情報共有葉隠会議」(主催:佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)8月18日(水)19:00~)
・被災者へのニーズ調査が、各被災地で本格的に始まっている。
・県弁護士会より今後の相談業務ついての情報共有があった。
・10の県外支援団体より、受付フォームより支援の申し込みがあった。今後、SPFより連絡を取り合い、調整していく。 他
 ※議事録の詳細、県外支援団体の受付等は、SPFのウェブサイトよりご確認ください。
 https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

●情報共有
・長野、広島、福岡、佐賀、長崎県内で被災した自治体で、災害ボランティアセンターが開設。詳細は下記、全国社会福祉協議会ウェブサイトよりご確認ください。
 https://www.saigaivc.com/20210818/

災害対応
2021年8月18日

【状況報告】8月11日からの大雨の状況について[8/18 12:00現在]

CATEGORY:

8月18日(水)午後0時点での、大雨に関する状況について報告いたします。

●人的、住家被害
17日より、停滞する前線の南側にあたる九州、中国、四国、近畿、東海、東北地方の太平洋側で、大雨が続いています。今週末にかけ、被害の拡大が心配されます。
最新の被害状況は、総務省消防庁ウェブサイト( https://www.fdma.go.jp/disaster/#anchor–01 )をご参照ください。

●河川の氾濫および土砂災害
これまでに降った記録的な大雨により、多くの地域で地盤が弱くなっており、今後、少しの雨でも土砂災害が起きる可能性が指摘されています。
最新の被害状況は、国土交通省ウェブサイト( https://www.mlit.go.jp/saigai/saigai_210813.html )をご参照ください。

●JVOADの対応
第1回全国情報共有会議(8月17日)が開催され、全国的な被害状況の共有や、今後起きる可能性のある課題について意見交換を行いました。
(参加機関:内閣府(防災担当)、厚生労働省、環境省、全国社会福祉協議会、中央共同募金会 / 支援P、JVOAD)

JVOADは継続的に、都道府県域の災害支援ネットワークなどの連携する団体との連絡を取りながら、全体の状況把握に努めております。九州地方について、17日夕に、佐賀県、福岡県において、情報共有会議が開催され、JVOADも参加いたしました。

〇佐賀県(ネットワーク団体: 佐賀災害支援プラットフォーム(SPF))
・武雄市、大町町で、災害ボランティアセンターの立ち上げを準備中。またニーズ調査も開始している。
・鳥栖市で被害が確認されている。現在、詳細を確認中。
・県内外の支援団体において、被害状況の確認などが行われている。
・武雄市では、車をなくされた被災者の方やボランティア団体のために、支援団体による、車両の貸し出しが開始された。

※佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)では、県外支援団体の受付をウェブサイト上で開始しています。
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/
上記URL「支援申込フォーム」よりお申込みください。尚、お申込みの際、必ず、「支援要請等のガイドライン」をご一読ください。

〇福岡県(ネットワーク団体: 災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット))
・久留米市で、17日に災害ボランティアセンターが開設。
すでに個人89名、6団体が登録され、室内清掃、ゴミの搬出などのニーズに対し、
18日にも作業を開始する予定。
・コロナ対策としては、JVOADが発行しているガイドラインを元に実施。
・久留米市で、災害廃棄物の仮置き場設置を調整中。
・専門的な浸水した床下の水抜き作業等については、支援団体に依頼している。

※次回、第3回情報共有会議は8月19日、午後6時からを予定しています。
詳細は、下記のURLよりご確認ください。
https://saigaishienfnet.wordpress.com/2021/08/17/joho21-3/

JVOAD事務局では、全国情報共有会議および県域ネットワークからの情報に加え、今後の被害の状況に注視していくとともに、情報を精査し、今後の支援活動の準備を進めております。

お知らせ
2021年8月17日

【お知らせ】佐賀県における県外支援団体の受付が開始されました

CATEGORY:

引き続き、九州地方、中国地方を中心に、全国的に大雨が続いております。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

被害の状況が多く報道がされています佐賀県では、今回の大雨での被災地支援について、県外の団体の皆さまからの支援もお願いしたいとのことで、受付を開始しました。
JVOADが県域ネットワークで連携している、「佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)」のウェブサイトに、
「支援申し込みフォーム」と、「支援要請等の為のガイドライン」が公開されました。
下記のURLより、アクセス可能となっております。

https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

コロナ禍の中で速やかに活動できるようにすることと、受援者の方々、住民が安心して支援を受けられるようにするために、「支援要請等の為のガイドライン」がございますので、ダウンロードし、ご確認をよろしくお願いいたします。

災害対応
2021年8月17日

【状況報告】8月11日からの大雨の状況について[8/17 12:00現在]

CATEGORY:

8月17日(火)午後0時時点での、大雨に関する状況について報告いたします。

●災害救助法適用
島根県 、広島県、福岡県及び佐賀県は 7市4町 に災害救助法の適用を決定しました。
※内閣府ウェブサイトより:http://www.bousai.go.jp/taisaku/kyuujo/kyuujo_tekiyou.html
●被害状況
16日午後より、南下していた前線が再び北上し、九州北部や中国地方に、再び大雨を降らせています。
今後、住家被害は大幅に増えると思われます。
※総務省消防庁ウェブサイトより: https://www.fdma.go.jp/disaster/#anchor–01

●河川の氾濫および土砂災害
【河川の氾濫等】
九州地方や中国地方などの9県で、61の河川で氾濫が発生
【土砂災害】
・土石流:7県で21件(長野県で3名、長崎県で1名が亡くなっています。)
・地すべり:5県で10件
・がけ崩れ:18都府県で54件
※国土交通省ウェブサイトより: https://www.mlit.go.jp/saigai/saigai_210813.html

●JVOADの対応
JVOADは継続的に、都道府県域の災害支援ネットワークなどの連携する団体との連絡を取りながら、
全体の状況把握に努めております。
九州地方については、県域災害支援ネットワークおよび、調査にあたっているNGO結から逐次、
情報共有を行っており、15日に続き、16日夕にも、佐賀県、福岡県において、
連携する県域ネットワークの団体が中心となって開催した、情報共有会議に出席しました。詳細は下記です。

〇佐賀県(ネットワーク団体: 佐賀災害支援プラットフォーム(SPF))
・県外からの支援団体の受け入れに関して、新型コロナウイルス感染症に関するガイドラインを徹底したうえで受け入れする予定。
・SPFのウェブサイト( https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/ )で、
「ご支援してほしいもの」、「ご支援できるもの」のフォームを公開している。
・週明けより再び雨が降り始め、再開設された避難所に、物資や食料等の運び込みが行われている。
・佐賀市や武雄市では、ペット同伴可の避難所がいくつか開設されている。

〇福岡県(ネットワーク団体: 災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット))
・福岡県より、人的被害、家屋被害等について情報共有された。
家屋被害は、半壊2件、床上浸水674件(久留米市653件、みやま市10件、他)、
床下浸水2724件(久留米市2516件、みやま市157件、小郡市38件、他)
・久留米市の被害状況が大きく、行政と久留米市社協により、現地調査を進めている。
・現地支援団体も情報収集に努めており、久留米市内の小学校の一部浸水も確認されている。
・その他、県外支援団体からも支援メニューが提供された。

また、下記各県、連携するネットワークより情報がありました。
〇長野県
・岡谷市で土石流が発生(3名が亡くなった)。市内約600棟で、床下浸水が確認されている。
〇岐阜県
・高山市、下呂市、郡上市、中津川市、恵那市などで一部、土砂災害が発生している。

JVOAD事務局では、これまでの情報に加え、今後の被害の状況に注視していくとともに、
情報を精査し、今後の支援活動の準備を進めております。

本日も引き続き九州地方や中国地方を中心に大雨の予報が出されており、
被害状況等も大きく変わることが予想されます。
引き続き、情報が入り次第、逐次ご報告させていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。

災害対応
2021年8月16日

【状況報告】8月11日からの大雨の状況について[8/16 8:00現在]

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8月15日(日)時点での大雨に関する状況について報告いたします。

停滞する前線、また前線の周辺の低気圧の影響で、全国的に記録的な大雨が、断続的に続いていて、
その被害は、全国に広がっています。
●人的被害(総務省消防庁15日午前発表):
4県で死者1名、行方不明者3名、負傷者3名
●住家被害(総務省消防庁15日午前発表):
12県で全壊、半壊、一部損壊、床上浸水、床下浸水の住家被害が多数報告
https://www.fdma.go.jp/disaster/info/items/20210811ooame8.pdf

※報道では住家被害は約3600件との数字も出されていますが、被害の全貌が
掴めていない武雄市などが含まれてないため、今後大幅に増えると思われます。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6401777

●河川の氾濫(国土交通省が、15日正午現在でまとめた状況):
九州地方や中国地方などの9県で、36の河川で氾濫が発生
(内訳は、佐賀県で12、福岡県と広島県でそれぞれ6、岐阜県で5、熊本県で3、大分県で2、
島根県、滋賀県、福井県でそれぞれ1つの河川)
●崖崩れなどの土砂災害(国土交通省が、15日正午現在でまとめた状況):
15の府県で44件の発生が確認
(発生したのは、長崎県で11件、広島県で7件、熊本県で5件、佐賀県で4件、福岡県と富山県でそれぞれ3件、
鹿児島県と石川県でそれぞれ2件、大阪府、京都府、滋賀県、岐阜県、静岡県、長野県、福島県でそれぞれ1件)

●JVOADの対応
JVOADは、13日から15日朝にかけて発令された「大雨特別警報」などの状況を受けて、都道府県域の
災害支援ネットワークなどの連携する団体との連絡を取り始めるとともに、発災前から九州で活動していた
災害NGO結に、被害状況の把握を依頼するなど、情報収集に努めてきました。
また、15日夕、佐賀県、福岡県において、連携する県域ネットワークの団体が中心となって開催した、情報共有会議に
出席しました。詳細は下記です。

●佐賀県(ネットワーク団体: 佐賀災害支援プラットフォーム(SPF))
・2019年、2020年、そして今年と、3年連続で床上、床下浸水の被害を受けている地域が多い。
加えて、高齢化率が進んでいることから、被災者の疲労が目立つ。
・市内を流れる六角川の氾濫により広範囲で浸水被害が出ている武雄市では、
約1500棟が浸水被害を受けたと報道されているが、実際はそれ以上の印象。
・武雄市に隣接する大町町でも、浸水被害を受けた住家は、報告されている以上になりそう。
・過去2年の災害時より、浸水深度も深く、範囲も広範囲になっている。
・在住の外国にルーツを持つ住民が、気象情報や避難情報等を、適切に受けられるような取り組みを実施している。
以上のような情報が共有されました。

●福岡県(ネットワーク団体: 災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット))
・久留米市、八女市に住家の浸水被害が確認された。
・15日夕時点で、久留米市の床上浸水は653棟、床下浸水2,516棟が確認されている。
・八女市では、10~20棟の浸水被害が確認されている。土砂崩れは3か所。
・佐賀県の場合と同様、昨年も浸水被害が出ている地域での被害が多くみられる。
以上のような情報が共有されました。

これまでの情報に加え、今後の情報をも精査し、JVOAD事務局は、支援活動の準備を進めてまいります。

16日以降にも大雨との予報が出されており、被害状況等も大きく変わることが予想されます。
引き続き、情報が入り次第、逐次ご報告させていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。

災害対応
2021年8月15日

【状況報告】8月11日からの大雨の状況について[8/15 12:00現在]

CATEGORY:

8月11日から降り続く大雨被害について、15日(日)午後0時時点での状況について報告いたします。
14日(土)に、広島県、福岡県、佐賀県、長崎県に出されていた大雨に関する特別警報は、今朝、解除され警報となっていますが、依然、全国的に停滞する前線と低気圧の影響で、各地で大雨が降り続いております。

現時点で、各自治体から出される、避難情報のうち、「レベル5」(緊急安全確保)が出されているのは、下記の自治体となっております。
・千葉県―成田市
・長野県―安曇野市
・静岡県―熱海市
・島根県―江津市
・広島県―北広島町 安芸高田市 廿日市市
・福岡県―久留米市 那珂川市
・佐賀県―江北町 玄海町 佐賀市 有田市 大町町 神埼市

また昨日より、JVOADのネットワークから、様々な情報も共有いただいております。
下記にまとめます。

●災害時に役立つ「防災アクションガイド」に関して
・FUKKO DESIGNが作成(JVOAD協力)した、各種「防災アクションガイド」が、下記URLよりダウンロードできます。ご活用ください。
https://note.com/fukko_design/n/n49e9fab9727e?magazine_key=mb94d3a144136

●在住外国人向けの支援情報に関して(茨城NPOセンターコモンズ、株式会社ランゲージワンからの情報)
地域に在住されている外国人の皆さま向けに、下記のサービスが提供されております。必要な方々、地域等への共有をお願いいたします。
・茨城NPOセンターコモンズが作成した、多言語(英語、ポルトがル語、スペイン語、タガログ語、中国語、ベトナム語、日本語)の防災ガイドが下記URLよりダウンロードできます。
http://www.npocommons.org/topics/hassai-hisai.html

・ランゲージワン株式会社が、14日(土)「大雨特別警報」が発令された広島県、佐賀県、長崎県、福岡県および大雨により被災しているその他都道府県の自治体ならびに公共施設等へ緊急災害支援として、【専用電話および専用メールによる24時間対応の多言語対応通訳サービス】を無償にて提供されています。下記サイトに詳細が掲載されています。
https://www.languageone.qac.jp/20210814news01/

●今回の大雨の災害支援に対する基金に関して(おかやまNPOセンター、佐賀未来創造基金からの情報)
8月11日から降り続く大雨により、すでに各地で被害が報道されております。被災された皆さま、および地域を支援するための基金が、立ち上がっております。ご支援をお考えの皆さまへの共有を、お願いいたします。
・「令和3年8月佐賀豪雨災害対策支援基金」(佐賀未来創造基金)
https://saga-mirai.jp/donations/fiscal-year-reiwa-saga-disaster-fund/

・「2021筑後川流域水害支援基金」(ちくご川コミュニティ財団)
https://saigai.site/home/02saigai/

・「2021年8月 北部九州豪雨災害 長崎支援基金」(未来基金ながさき)
https://congrant.com/project/MiraikikinNagasaki/2132

・「令和3年8月北部九州水害支援基金」(九州防災減災対策協議会)
https://saigai.site/home/03saigai/

・「2021年8月佐賀豪雨災害支援」(佐賀災害基金)
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=sagamirai&c=2448&n=3999

上記の情報を、皆さまのまわりで必要な方々へ、情報共有をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。新しい情報が入り次第、逐次、共有させていただきます。

今週も依然として、前線が停滞し、大雨が降り続く予報が出ております。
皆さま、十二分にお気をつけください。

災害対応
2021年8月14日

広島県広島市に「大雨特別警報」が発令[8/14]

CATEGORY:

気象庁は、本日午後0時41分、広島県広島市に大雨の特別警報を発表しました。
5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報で最大級の警戒が必要です。
気象庁は、周囲の状況を確認し、避難場所までの移動が危険な場合には近くの頑丈な建物に移動したり、
外に出るのがすでに危険な場合は建物の2階以上で崖や斜面と反対側の部屋に移動したりするなど、
少しでも命が助かる可能性が高い行動を取るよう呼びかけています。

JVOADでは、県域ネットワーク等と連携し、情報を収集中です。
新しい情報が入り次第、逐次、情報共有させていただきます。

全国的に記録的な大雨が降り続いています。
皆さま、十分にお気をつけください。