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災害対応

災害対応
2021年8月17日

【状況報告】8月11日からの大雨の状況について[8/17 12:00現在]

8月17日(火)午後0時時点での、大雨に関する状況について報告いたします。

●災害救助法適用
島根県 、広島県、福岡県及び佐賀県は 7市4町 に災害救助法の適用を決定しました。
※内閣府ウェブサイトより:http://www.bousai.go.jp/taisaku/kyuujo/kyuujo_tekiyou.html
●被害状況
16日午後より、南下していた前線が再び北上し、九州北部や中国地方に、再び大雨を降らせています。
今後、住家被害は大幅に増えると思われます。
※総務省消防庁ウェブサイトより: https://www.fdma.go.jp/disaster/#anchor–01

●河川の氾濫および土砂災害
【河川の氾濫等】
九州地方や中国地方などの9県で、61の河川で氾濫が発生
【土砂災害】
・土石流:7県で21件(長野県で3名、長崎県で1名が亡くなっています。)
・地すべり:5県で10件
・がけ崩れ:18都府県で54件
※国土交通省ウェブサイトより: https://www.mlit.go.jp/saigai/saigai_210813.html

●JVOADの対応
JVOADは継続的に、都道府県域の災害支援ネットワークなどの連携する団体との連絡を取りながら、
全体の状況把握に努めております。
九州地方については、県域災害支援ネットワークおよび、調査にあたっているNGO結から逐次、
情報共有を行っており、15日に続き、16日夕にも、佐賀県、福岡県において、
連携する県域ネットワークの団体が中心となって開催した、情報共有会議に出席しました。詳細は下記です。

〇佐賀県(ネットワーク団体: 佐賀災害支援プラットフォーム(SPF))
・県外からの支援団体の受け入れに関して、新型コロナウイルス感染症に関するガイドラインを徹底したうえで受け入れする予定。
・SPFのウェブサイト( https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/ )で、
「ご支援してほしいもの」、「ご支援できるもの」のフォームを公開している。
・週明けより再び雨が降り始め、再開設された避難所に、物資や食料等の運び込みが行われている。
・佐賀市や武雄市では、ペット同伴可の避難所がいくつか開設されている。

〇福岡県(ネットワーク団体: 災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット))
・福岡県より、人的被害、家屋被害等について情報共有された。
家屋被害は、半壊2件、床上浸水674件(久留米市653件、みやま市10件、他)、
床下浸水2724件(久留米市2516件、みやま市157件、小郡市38件、他)
・久留米市の被害状況が大きく、行政と久留米市社協により、現地調査を進めている。
・現地支援団体も情報収集に努めており、久留米市内の小学校の一部浸水も確認されている。
・その他、県外支援団体からも支援メニューが提供された。

また、下記各県、連携するネットワークより情報がありました。
〇長野県
・岡谷市で土石流が発生(3名が亡くなった)。市内約600棟で、床下浸水が確認されている。
〇岐阜県
・高山市、下呂市、郡上市、中津川市、恵那市などで一部、土砂災害が発生している。

JVOAD事務局では、これまでの情報に加え、今後の被害の状況に注視していくとともに、
情報を精査し、今後の支援活動の準備を進めております。

本日も引き続き九州地方や中国地方を中心に大雨の予報が出されており、
被害状況等も大きく変わることが予想されます。
引き続き、情報が入り次第、逐次ご報告させていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。

災害対応
2021年8月16日

【状況報告】8月11日からの大雨の状況について[8/16 8:00現在]

8月15日(日)時点での大雨に関する状況について報告いたします。

停滞する前線、また前線の周辺の低気圧の影響で、全国的に記録的な大雨が、断続的に続いていて、
その被害は、全国に広がっています。
●人的被害(総務省消防庁15日午前発表):
4県で死者1名、行方不明者3名、負傷者3名
●住家被害(総務省消防庁15日午前発表):
12県で全壊、半壊、一部損壊、床上浸水、床下浸水の住家被害が多数報告
https://www.fdma.go.jp/disaster/info/items/20210811ooame8.pdf

※報道では住家被害は約3600件との数字も出されていますが、被害の全貌が
掴めていない武雄市などが含まれてないため、今後大幅に増えると思われます。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6401777

●河川の氾濫(国土交通省が、15日正午現在でまとめた状況):
九州地方や中国地方などの9県で、36の河川で氾濫が発生
(内訳は、佐賀県で12、福岡県と広島県でそれぞれ6、岐阜県で5、熊本県で3、大分県で2、
島根県、滋賀県、福井県でそれぞれ1つの河川)
●崖崩れなどの土砂災害(国土交通省が、15日正午現在でまとめた状況):
15の府県で44件の発生が確認
(発生したのは、長崎県で11件、広島県で7件、熊本県で5件、佐賀県で4件、福岡県と富山県でそれぞれ3件、
鹿児島県と石川県でそれぞれ2件、大阪府、京都府、滋賀県、岐阜県、静岡県、長野県、福島県でそれぞれ1件)

●JVOADの対応
JVOADは、13日から15日朝にかけて発令された「大雨特別警報」などの状況を受けて、都道府県域の
災害支援ネットワークなどの連携する団体との連絡を取り始めるとともに、発災前から九州で活動していた
災害NGO結に、被害状況の把握を依頼するなど、情報収集に努めてきました。
また、15日夕、佐賀県、福岡県において、連携する県域ネットワークの団体が中心となって開催した、情報共有会議に
出席しました。詳細は下記です。

●佐賀県(ネットワーク団体: 佐賀災害支援プラットフォーム(SPF))
・2019年、2020年、そして今年と、3年連続で床上、床下浸水の被害を受けている地域が多い。
加えて、高齢化率が進んでいることから、被災者の疲労が目立つ。
・市内を流れる六角川の氾濫により広範囲で浸水被害が出ている武雄市では、
約1500棟が浸水被害を受けたと報道されているが、実際はそれ以上の印象。
・武雄市に隣接する大町町でも、浸水被害を受けた住家は、報告されている以上になりそう。
・過去2年の災害時より、浸水深度も深く、範囲も広範囲になっている。
・在住の外国にルーツを持つ住民が、気象情報や避難情報等を、適切に受けられるような取り組みを実施している。
以上のような情報が共有されました。

●福岡県(ネットワーク団体: 災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット))
・久留米市、八女市に住家の浸水被害が確認された。
・15日夕時点で、久留米市の床上浸水は653棟、床下浸水2,516棟が確認されている。
・八女市では、10~20棟の浸水被害が確認されている。土砂崩れは3か所。
・佐賀県の場合と同様、昨年も浸水被害が出ている地域での被害が多くみられる。
以上のような情報が共有されました。

これまでの情報に加え、今後の情報をも精査し、JVOAD事務局は、支援活動の準備を進めてまいります。

16日以降にも大雨との予報が出されており、被害状況等も大きく変わることが予想されます。
引き続き、情報が入り次第、逐次ご報告させていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。

災害対応
2021年8月15日

【状況報告】8月11日からの大雨の状況について[8/15 12:00現在]

8月11日から降り続く大雨被害について、15日(日)午後0時時点での状況について報告いたします。
14日(土)に、広島県、福岡県、佐賀県、長崎県に出されていた大雨に関する特別警報は、今朝、解除され警報となっていますが、依然、全国的に停滞する前線と低気圧の影響で、各地で大雨が降り続いております。

現時点で、各自治体から出される、避難情報のうち、「レベル5」(緊急安全確保)が出されているのは、下記の自治体となっております。
・千葉県―成田市
・長野県―安曇野市
・静岡県―熱海市
・島根県―江津市
・広島県―北広島町 安芸高田市 廿日市市
・福岡県―久留米市 那珂川市
・佐賀県―江北町 玄海町 佐賀市 有田市 大町町 神埼市

また昨日より、JVOADのネットワークから、様々な情報も共有いただいております。
下記にまとめます。

●災害時に役立つ「防災アクションガイド」に関して
・FUKKO DESIGNが作成(JVOAD協力)した、各種「防災アクションガイド」が、下記URLよりダウンロードできます。ご活用ください。
https://note.com/fukko_design/n/n49e9fab9727e?magazine_key=mb94d3a144136

●在住外国人向けの支援情報に関して(茨城NPOセンターコモンズ、株式会社ランゲージワンからの情報)
地域に在住されている外国人の皆さま向けに、下記のサービスが提供されております。必要な方々、地域等への共有をお願いいたします。
・茨城NPOセンターコモンズが作成した、多言語(英語、ポルトがル語、スペイン語、タガログ語、中国語、ベトナム語、日本語)の防災ガイドが下記URLよりダウンロードできます。
http://www.npocommons.org/topics/hassai-hisai.html

・ランゲージワン株式会社が、14日(土)「大雨特別警報」が発令された広島県、佐賀県、長崎県、福岡県および大雨により被災しているその他都道府県の自治体ならびに公共施設等へ緊急災害支援として、【専用電話および専用メールによる24時間対応の多言語対応通訳サービス】を無償にて提供されています。下記サイトに詳細が掲載されています。
https://www.languageone.qac.jp/20210814news01/

●今回の大雨の災害支援に対する基金に関して(おかやまNPOセンター、佐賀未来創造基金からの情報)
8月11日から降り続く大雨により、すでに各地で被害が報道されております。被災された皆さま、および地域を支援するための基金が、立ち上がっております。ご支援をお考えの皆さまへの共有を、お願いいたします。
・「令和3年8月佐賀豪雨災害対策支援基金」(佐賀未来創造基金)
https://saga-mirai.jp/donations/fiscal-year-reiwa-saga-disaster-fund/

・「2021筑後川流域水害支援基金」(ちくご川コミュニティ財団)
https://saigai.site/home/02saigai/

・「2021年8月 北部九州豪雨災害 長崎支援基金」(未来基金ながさき)
https://congrant.com/project/MiraikikinNagasaki/2132

・「令和3年8月北部九州水害支援基金」(九州防災減災対策協議会)
https://saigai.site/home/03saigai/

・「2021年8月佐賀豪雨災害支援」(佐賀災害基金)
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=sagamirai&c=2448&n=3999

上記の情報を、皆さまのまわりで必要な方々へ、情報共有をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。新しい情報が入り次第、逐次、共有させていただきます。

今週も依然として、前線が停滞し、大雨が降り続く予報が出ております。
皆さま、十二分にお気をつけください。

災害対応
2021年8月14日

広島県広島市に「大雨特別警報」が発令[8/14]

気象庁は、本日午後0時41分、広島県広島市に大雨の特別警報を発表しました。
5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報で最大級の警戒が必要です。
気象庁は、周囲の状況を確認し、避難場所までの移動が危険な場合には近くの頑丈な建物に移動したり、
外に出るのがすでに危険な場合は建物の2階以上で崖や斜面と反対側の部屋に移動したりするなど、
少しでも命が助かる可能性が高い行動を取るよう呼びかけています。

JVOADでは、県域ネットワーク等と連携し、情報を収集中です。
新しい情報が入り次第、逐次、情報共有させていただきます。

全国的に記録的な大雨が降り続いています。
皆さま、十分にお気をつけください。

災害対応
2021年8月14日

佐賀県、長崎県、福岡県に「大雨特別警報」が発令[8/14]

気象庁は本日午前2時すぎ佐賀県と長崎県に、午前5時50分福岡県に大雨の特別警報を発表しました。
5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報です。
特別警報が発表されているのは福岡県の久留米市、朝倉市、小郡市、大川市、大木町、
佐賀県の佐賀市、嬉野市、武雄市、鹿島市、多久市、小城市、鳥栖市、神埼市、吉野ヶ里町、有田町、大町町、江北町、白石町、
長崎県の長崎市、西海市、佐世保市、波佐見町、川棚町、東彼杵、
です。

JVOADでは、県域ネットワーク等と連携し、情報を収集中です。

災害対応
2021年8月13日

広島県広島市に「大雨特別警報」が発令[8/13]

活発な前線の影響で広島県には発達した雨雲が流れ込み、気象庁は本日午前8時45分、広島市に大雨の特別警報を発表しました。5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報です。甚大な被害の危険が迫っているとして、気象庁は土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に最大級の警戒を呼びかけています。

JVOADでは、県域ネットワーク等と連携し、情報を収集中です。新しい情報が入り次第、逐次、情報共有させていただきます。

災害対応
2021年8月12日

熊本県和水町、菊池市およびで大分県九重町で「警戒レベル5」(緊急安全確保)が発令[8/12 15:30現在]

九州北部を中心に今朝から激しい雨が降り続き、大雨災害発生の危険性が非常に高まっています。
8月12日午後3時30分現在、熊本県和水町、菊池市、および大分県九重町に、「警戒レベル5緊急安全確保」(緊急安全確保)が発令されています。
また、気象庁は、熊本県熊本地方や福岡県筑後地方で、線状降水帯による非常に激しい雨が降り続いているとして情報を発表しました。
今後、さらに「警戒レベル5」(緊急安全確保)が、近隣地区に発令される可能性があります。

JVOADでは、県域ネットワークと連携し、情報を収集中です。
新しい情報が入り次第、逐次、情報共有させていただきます。

週明けにかけて、全国的に大雨が予想されています。
皆さま、十分にお気をつけください。

災害対応
2021年8月10日

青森県七戸町で「警戒レベル5」(緊急安全確保)が発令[8/10現在]

本日、8月10日午前8時30分、青森県七戸町は、町内を流れる中野川で洪水が発生したとして、「緊急安全確保」を出しました。
JVOAD事務局では現在、詳細情報を収集中です。

台風9号から変わった熱帯低気圧の影響により、東北・北海道地方に今後も大雨、強風の影響が予想されております。
また、全国的に危険な高温になることが予想されております。
みなさま、お気をつけください。

災害対応
2021年8月9日

広島県北広島町の一部で「警戒レベル5」(緊急安全確保)が発令[8/9 現在]

本日、8月9日午前5時27分、広島県北広島町の一部に、「警戒レベル5」(緊急安全確保)が出されました。
JVOAD事務局では現在、詳細情報を収集中です。

台風9号の影響により、本日も全国的に、局地的な天候の急変が予想されております。
みなさま、お気をつけください。

災害対応
2021年7月30日

【状況報告】令和3年7月豪雨災害(静岡県)の状況について[7/30現在]

7月1日からの大雨による静岡県内の被害状況および支援について、7月30日現在の状況を報告します。

≪状況と今後≫
・熱海市
5名の方が未だ行方不明となっており(8月1日時点)、捜索が続いています。市内2か所の避難所には、303名(8月1日12:00時点)が避難されており、ホテルでの避難生活が継続されています。
立ち入り禁止エリアが緩和されたことにより、7月21日より少人数でのボランティア活動が開始されています。被災した方々への罹災証明書の発行も開始され、熱海市社会福祉協議会や静岡県弁護士会などの相談対応も行われています。NPO等の活動は、実施できる領域がまだまだ限られているなか、行政や災害ボランティアセンターとの連携のもと、被災家屋への技術的な支援、規制が緩和された地域への移動手段の提供などが行われています。

・富士市
被災家屋の片づけ・清掃などのニーズへの対応が進み、富士市災害ボランティアセンターは、7月21日に閉所されました。今後は、富士市社協ボランティアセンターがその機能を受け継ぎます。

・沼津市
状況は落ち着き、臨時ボランティア受付窓口が開設されていた、地域ささえあいセンター・原地区サテライトが22日に閉所されました。23日からは、窓口の場所を移転し、継続して沼津市地域ささえあいセンターが相談を受け付けています。地元で技術的なニーズへも対応できるようNPOによる講習会なども行われています。

≪JVOADの主な活動と今後≫
・JVOADから県V本部への2名の常駐に加え、熱海市にコーディネーター(JVOAD避難生活改善専門委員としてピースボート災害支援センターより)2名を派遣し、避難所で生活している方々への聞き取り調査(意向調査)の実施サポート(市、市社協、NPO等との連携体制の構築)を実施しています。調査は7月29日から開始しています。継続して、避難所や避難所から次の住まいへの移行期における、行政の対応などの正確な情報の収集に努めています。
・避難者の移行に向け、民間や公営の住宅の生活環境整備の調整(生活物資について、行政、民間支援団体、企業等の支援を調整)のサポートを実施しています。

今後も県V本部とともに、支援の「モレ、ムラ」がないよう、避難所からの移行期と生活再建期の支援体制の構築を目指していきたいと考えております。

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