(第1報)令和6年奥能登豪雨に関する状況について
石川県能登地方を襲った記録的大雨から1週間以上が経過しました。今回の災害の特徴として、地震で大きな被害を受けた地域が再び大きな水害に見舞われ、仮設住宅や地震から修復した家も被害を受けたことが挙げられます。
地震における避難者数は減少していましたが、今回の大雨で再び避難所に戻る人も多いです。孤立した集落や避難所での生活が困難な人のための二次避難の相談も始まっています。水や食料などのライフラインの確保も課題となっています。
JVOADでは、能登半島地震への対応を継続しており、今回の水害を受けて、引き続き2名のスタッフを派遣し、石川県庁を拠点に対応しています。23日(月)、26日(木)には、内閣府・全社協・支援Pとの全国情報共有会議を開催し、被害状況の確認や災害ボランティアセンターの設置状況、各セクターの動きを確認しました。
災害ボランティアセンターの設置は、令和6年能登半島地震以降、七尾市社協、輪島市社協、珠洲市社協、志賀町社協、穴水町社協、能登町社協で継続しています。
県では、水害からの早期復興を目指し、NPOとの連携を強化しています。ボランティア募集ページにNPOの情報を掲載し、ボランティア参加を促進しています。
石川県災害対策ボランティア本部(事務局:石川県)では、令和6年能登半島地震から実施している金沢駅発のボランティアバスの運行や現地集合型でのボランティアの追加募集を行っています。
くわしくはこちら https://prefvc-ishikawa.jimdofree.com/
※NPOのボランティア募集は、今後上記ページに追加される予定です。
被災地での片づけ作業時等の留意点!
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kansen/volunteer_kansensyoutaisaku.html
現地の道路状況はまだ良くなく、緊急車両しか通れない道路もあります。また、粉塵もひどく、ライフラインも未整備であるため、支援者は最新の注意が必要です。地震で倒壊した家屋の片づけには、外傷、粉塵への曝露、感染症など様々なリスクがあります。
上記の県のリンクを参照し、マスク、長袖、長ズボンを着用するなどの対策が必要です。また、金沢地方気象台では、能登へボランティアに行く前に天候を確認するよう注意を呼びかけています。