令和4年8月大雨支援

お知らせ

災害対応
2022年9月9日

【令和4年8月大雨】発災から1か月:災害対応状況について

CATEGORY:

8月3日からの大雨による災害から一か月が過ぎました。
現地では、引き続き土砂の撤去などの支援活動が進められており、炊き出しによる支援なども行われています。

【 概況 】
■ 被害状況
死者、行方不明の方3名、重軽傷者が9名報告されています。また、家屋被害は現在、新潟県(2365棟)、石川県(1564棟)、山形県(737棟)、青森県(795棟)、秋田県(462棟)、福井県(337棟)、となっています。また、北海道、福島県、富山県においても、それぞれ100棟を超える被害が確認されています。
(消防庁9月4日8時00分発表による 詳細はこちら )
■ ボランティアセンターの状況
青森県や新潟県においては、ボランティアの募集範囲を広げています。
また、新潟県の市町社会福祉協議会では、今後災害ボランティアセンターが閉じた後も被災者の方の生活相談に応じられるよう、体制を作っていく予定です。
各災害ボランティアセンター設置状況はこちらをご覧ください。
注:ご参加の際は、必ず募集条件を確認してください。

【 支援団体の活動とコーディネーション 】
JVOADは、今後の新潟県での支援の必要性などを把握するため、8月29日、および9月3日から7日まで、スタッフ1名を派遣し、主に村上市、関川村の支援団体の活動状況を確認しました。一部の地区では、家屋の応急処置が終わりつつありますが、応急対応として、水に浸った部分を剥ぎ、乾燥させた家屋に対して、冬の寒さがくる前に業者が対応できるかなど、課題も共有されました。

また、新潟県小岩内地区では、被災された方がたに対し、自治体がおにぎりやお弁当を提供するタイミングで、支援団体が連携し、炊き出しで温かい汁物や副菜を出しています。この日の汁物は、「さっぱりこってりワンタンスープ」です!

【現地の動きとJVOADの今後の活動】
新潟県では、家屋に甚大な被害を受けた村上市において、建設型応急仮設住宅(ムービングハウス)が完成予定です。建設型、みなし仮設住宅に入居される方や、ご事情により、被災された家屋で引き続き住み続ける方と、それぞれの生活で孤立しないよう、今後、生活支援を見守る体制が必要になってきます。

JVOADは、現在の重機や被災家屋への技術的な支援に加えて、今後の生活支援への移行を見据えながら、一旦、現地駐在を出張での対応へ移し、引き続き現地の活動をサポートしてまいります。

災害対応
2022年8月22日

【令和4年8月大雨】発災から20日:災害対応状況について

CATEGORY:

8月3日からの大雨による災害から20日が経過し、この間の台風の影響もあり、新たな被害も確認されています。

【概況】
■被害状況
死者、行方不明の方3名、重軽傷者が9名報告されています。また、家屋被害は現在、新潟県(1881棟)、石川県(1518棟)、山形県(752棟)、秋田県(459棟)、福井県(301棟)、となっています。北海道、青森県、福島県、富山県においても、それぞれ100棟を超える被害が確認されています。
(消防庁8月22日13時00分発表による 詳細はこちら
■ボランティアセンターの状況
新潟県関川村、村上市においては、活動の範囲を広げるため、新潟県内、及び近接する5県(山形県、福島県、群馬県、富山県、長野県)在住で、新型コロナワクチンを1回以上接種している方も、ボランティアに参加できるようになりました。また、青森県鯵ヶ沢町においても、県内外問わず募集(ワクチン3回接種またはPCR・抗原検査陰性を証明できる方)しています。
各災害ボランティアセンター設置状況は以下をご覧ください
https://www.saigaivc.com/disaster-20220803/

【支援団体の活動とコーディネーション】
新潟県村上市、関川村での支援団体の活動状況を把握するため、JVOADよりスタッフを1名派遣しました。重機案件や瓦礫や流木の撤去など、行政や災害ボランティアセンターと連携を図りながら、うまく稼働しております。専門性を持つ人員が限られている中、今後どのように対応し、住民の方へアドバイスしていくか、課題もあげられていました。また、一部の地区では、支援団体と社協が協力し、被災された世帯への訪問調査を行っており、支援制度や今後どのように救済が進むのか不安に思っている住民の方も多くいらっしゃるため、住民説明会のようなものが必要ではないか、との声も上がっているようです。

【全国域の動きとJVOADの今後の活動】
8月18日、支援者向けの情報共有会議がオンラインにて開催されました。青森県から静岡県に至るまで8県の被災県の支援関係者から現地の状況をご報告いただき、これから支援を検討されている関係者も含め、251名ほどにご参加いただき、今後の課題についても共有されました。

JVOADは、瓦礫や流木の撤去などを含めた家屋保全を行っている支援団体による支援は、もう少し先まで続くと予想されます。また在宅避難をされている方の洗濯、食事作り、トイレなど、生活支援への課題が見てて来ており、1階住居部分を、早く整えてあげることが、生活を元に戻す一歩につながります。
JVOADとしては、現在の重機や被災家屋への技術的な支援に加えて、今後の生活支援への移行を見据えながら、支援団体の動きを確認し、現地のサポートを継続してまいります。

災害対応
2022年8月12日

【令和4年8月大雨】発災から一週間:災害対応状況について

CATEGORY:

8月3日からの大雨による災害から一週間が経ちました。各地で、行政による支援と並行し、NPO等の支援団体やボランティアによる支援が始まっています。

【概況】
■被害状況
行方不明の方1名、重軽傷者が8名報告されています。また、家屋被害は現在、新潟県(1798棟)、石川県(1443棟)、山形県(418棟)、福井県(398棟)、となっています。また、青森県、福島県、秋田県においても、それぞれ100棟を超える被害が確認されています。
※消防庁8月12日8時発表による

■ボランティアセンターの状況
発災後、各市町の災害ボランティアセンターが立ち上がり、コロナの感染拡大を防ぐため、事前登録制、県内、または市内在住に限定という形でボランティアの募集を行っています。
災害ボランティアセンター設置状況はこちらをご覧ください。

【支援団体の活動とコーディネーション】
家屋被害の大きかった新潟県村上市、関川村においては、重機での流木の撤去など、技術的な支援ができる団体が入っています。JVOADは災害NGO結と連携し、支援団体の活動状況の把握を行い、支援のもれ・むらを防ぐため、行政・災害ボランティアセンターと支援団体との調整を行っています。

また新潟県では、県社協・市村社協、県、および県域ネットワークメンバーを中心とした会議が定期的に開催されており、その中でニーズとして上がっていた、飲料水などについての手配を、JVOADでは企業と連携しながら調整を進めています。

【全国域の動きとJVOADの今後の活動】
8月10日(水)に、内閣府、全国社会福祉協議会、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、JVOADによる、第二回全国情報共有会議コア会議が開催され、行政、災害ボランティアセンター、民間の支援団体等の動きについて、それぞれの情報を共有しました。

JVOADは、瓦礫や流木の撤去などを含めた家屋保全を行っている支援団体の活動が、ある程度落ち着くころまで、災害NGO結と連携しながら現場での調整を行う予定です。今後、仮設住宅が出来る可能性もあり、また在宅避難をされている方の生活支援も必要となることも考えられます。
JVOADとしては、現在の重機や被災家屋への技術的な支援に加えて、今後の生活支援への移行を見据えながら、支援団体の動きを確認し、現地のサポートを継続してまいります。

13日には、東海地方から関東にかけて、台風の影響も予測されております。
皆様、週末ももしものための備えを進め、安全にお過ごしください。

災害対応
2022年8月8日

令和4年8月3日からの大雨による災害対応状況について(8/8 PM13:00)

CATEGORY:

このたびの令和4年8月3日からの大雨により、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

【概況】
8月3日からの大雨の影響により、各地で被害が確認されております。
浸水等による家屋被害は調査中のところも多く、今後増える見込みですが、現在、新潟県、石川県、福井県、山形県と被害件数が多く、また、福島県、青森県などの東北地域、また、岐阜・滋賀・などでも、数十棟程度の被害が確認されています。また、山形県、新潟県、および石川県の20市町村に加え、福井県南条郡南越前町について、災害救助法の適用が決定されました。

*被害状況・・・総務省消防庁の最新の情報はこちら
*災害救助法の適用・・・内閣府による最新情報はこちら

【支援の状況】
JVOADは、支援組織や地元団体と連携し、被災地の状況の確認を進めています。
新潟県では、8月4日より、県社協および県域ネットワークを中心に、県内支援関係者による情報共有の場が設けられており、市町村ごとの支援状況や課題などが話し合われています。
また岩手県、石川県、福井県、山形県などにおいても、被災した市町村において、災害ボランティアセンターの設置、もしくは地域内での協力により、浸水した家屋の泥だしや家財道具の搬出などが進んでいます。一部の地域では、専門性を持つ団体が入り、各市町社協と連携しながら、支援にあたっているところも出てきておりますが、外部からの支援が入っている地域は限定的です。

今後、被災者の方の避難生活の状況や、復旧の過程において、技術的な支援、外部からの支援がどのくらい必要か、慎重に判断していく必要があります。
JVOADは、内閣府および関連組織、地域の支援団体等と連携しながら、引き続き現地からの情報収集と支援者のサポート、支援の調整等を行ってまいります。

災害対応
2022年8月4日

8月3日からの山形県、新潟県などにおける大雨について(8/4 AM9:00)

CATEGORY:

昨夜(8月3日)からの大雨により、山形県、新潟県において、特別大雨警報が発表されました。(AM6:30に山形県は大雨警報へ切替)
また、山形県、新潟県の市町の一部では、緊急安全確保が発令されております。

JVOADは関係組織と連携し、情報収集を開始しております。

山形県、新潟県の他、東北地域など、その他の地域でも河川の増水などがあり、引き続き警戒の必要があります。

皆様、最新の情報を確認し、ご安全にお過ごしください。